公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問17
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問題
公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
心理的アセスメントに関する説明として、最も適切なものを1つ選べ。
- 心理的側面だけでなく、環境を評価することも重要である。
- クライエントが物語を作る心理検査全般をナラティブ・アプローチという。
- 医師の診断補助として行う際は、客観的な心理検査のデータだけを医師に伝える。
- 目的は、初期に援助方針を立てることであり、終結の判断材料とすることは含まない。
- テスト・バッテリーでは、検査者が一部のテストに習熟していなくても、他のテストによって補完できる。
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この過去問の解説 (3件)
01
アセスメントは、クライエントの性格や知能、健康や心理の状態、言動の特徴や癖などを見立てる事を指します。単純に心の健康状態を考えるだけでなく、クライエントの状態について広く捉える事が重要です。
正解です。クライエントの家庭、仕事や学校の状況も含めて評価します。人間関係や衣食住の状況など、生活を広く検討する事が求められます。
誤答です。ナラティ・アプローチとは、クライエントの語りに注目し、問題解決をする手法の事です。心理検査を指しているのではありません。
誤答です。心理検査のデータだけでなく、クライエントが語った内容や言動の特徴、公認心理師としての見立てなども主治医へ伝える事が大切です。
誤答です。アセスメントは、援助を始める時だけでなく、終結する際にも必要な視点です。アセスメントの内容を見直しながら、援助を進める事が大切です。
誤答です。テスト・バッテリーは、クライエントを多面的に理解するために複数の心理検査を実施する事を指します。検査者は、実施する全てのテストについて、しっかり習得する事が必要です。
心理アセスメントはカウンセリングを進める際の重要な視点です。様々な視点でクライエントを見立てる技術、公認心理師自身の持っている常識や普通の概念にとらわれずにクライエントに向き合う態度が大切です。
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02
心理アセスメントとは、クライエントのパーソナリティや行動の特徴、クライエントの抱えている問題を多面的に評価することです。クライエントの不適応的な部分に加え、健康的な側面も評価し、クライエントを全人的に理解しようとするものです。
正解です。
ナラティブアプローチは、被験者が自分自身や他者について語ることを通じて、彼らの内面的な物語や体験を把握する手法です。この手法は、心理学的な問題や症状を持つ人々の治療や支援に活用されることがありますが、必ずしも心理検査の形式で行われるわけではありません。
心理アセスメントには、客観的な検査データだけでなく、患者の主観的な報告や臨床家の観察など、さまざまな情報源が重要です。
終結の判断材料として、心理アセスメントを活用する場合もあります。
テスト・バッテリーとは、いくつかの心理検査を組み合わせて実施することです。多数のテスト実施はクライエントに負担になりえるため、最小限とするべきです。そのため、検査者は実施するテストについて習熟している必要があります。
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03
心理的アセスメントに関する設問です。
適切です。クライエントの置かれている状況なども含め、評価します。
ナラティブアプローチは、問題解決のアプローチ法で、心理検査ではありません。
客観的な心理検査のデータだけでなく、検査中のクライエントの様子なども含め報告します。
終結の判断材料になります。
行う心理検査に関しては習熟しておく必要があります。
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