公認心理師の過去問 第5回 (2022年) 午後 問18
この過去問の解説 (3件)
動機づけ面接とは、クライエントの「変わりたい、けど変わりたくない」といった両価性に対して、変化に向かう言葉(チェンジトーク)を強調したり、引き出したりすることで、行動変容につなげる面接技法です。ウィリアム・R・ミラーとステファン・ロルニックにより開発されました。
変化に対する抵抗よりも、変化したいという気持ちへの気づきを促す技法です。
変化したいと感じるポジティブな面を承認し、引き出していきます。
問題の例外探しは、解決志向アプローチの技法になります。この技法では、その問題が起こらなかった場合や、うまくいった場合の例外を見つけ出して解決の糸口にします。
ラディカル・アクセプタンスとは、自分の能力や現実を受け入れることをいいます。動機づけ面接において、ラディカル・アクセプタンスが基本的姿勢という定義はありません。
正解です。「こうしたいけど、できない」といったクライエントの両価性を含む問題に対処していきます。
動機づけ面接とは、クライエントの内発的動機づけ、変化しようとする気持ちを引き出し、行動が変化するように関わる手法です。
誤答です。抵抗ではなく、変わりたい気持ちへの気づきを促します。
誤答です。クライエントの変わりたい気持ち、小さな変化や成功などのポジティブな側面を承認し、共に喜びながら関わります。
誤答です。例外探しとは、解決志向アプローチの技法です。クライエントが、いつも上手くいかないというイメージを持っていても、実は上手くできている事もあります。その成功への気づきを促したり、上手くできている時の方法を見つけたりできるように関わるものです。
誤答です。ラディカル・アクセプタンスとは、自分のコントロール下ではないことについて評価せずに、単に起きた事とアクセプト(受容)して、前に進むという考え方を意味します。自分にはどうにもできない事は受け入れて、自分が変えられる事に力を注ぐような考え方です。動機づけ面接では、積極的に用いる考え方ではありません。
正解です。「変わりたいけど、変わりたくない」というクライエントの両価性について理解し、より良い方向へ変化できるよう関わります。
公認心理師が実施する面接技法には、様々な種類があります。それぞれの特徴を理解し、実践に活かしましょう。
動機付け面接技法に関する設問です。
動機付け面接技法では、クライエントの中にある葛藤に対し、変化したい気持ちにフォーカスして変化を促していきます。
動機付け面接技法では、クライエントのポジティブな面を承認していきます。
問題についての例外探しは、解決志向アプローチの技法になります。
ラディカル・アクセプタンスとは、「ありのままの自分を受け入れること」とされています。
動機付け面接技法では時に重要視されているわけではありません。
動機付け面接技法では、変わりたい気持ちと変わりたくない気持ちなど両価性に関わる問題を取り扱います。
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