公認心理師 過去問
第5回 (2022年)
問98 (午後 問21)
問題文
L. Temoshokと B. H. Foxが提唱し、がん患者に多いとされるタイプ Cパーソナリティについて、最も適切なものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第5回 (2022年) 問98(午後 問21) (訂正依頼・報告はこちら)
L. Temoshokと B. H. Foxが提唱し、がん患者に多いとされるタイプ Cパーソナリティについて、最も適切なものを1つ選べ。
- 競争を好む。
- 協力的である。
- 攻撃的である。
- 自己主張が強い。
- 不安を感じやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
心疾患やがんなどを引き起こしやすい人の性格や行動パターンを分類した、タイプA、タイプB、タイプC、タイプDの4つのパーソナリティがあります。タイプAは攻撃的な特徴があり心疾患の患者に多いとされ、タイプBはタイプAの反対でマイペースなのが特徴であり、心疾患のリスクはタイプAの半分程といわれます。タイプCは、協調的で感情を抑制するといった傾向があり、がんになりやすいとされ、タイプDは心配やネガティブな感情を抱きやすく、うつ病や肥満のリスクがあるとされます。
競争を好むのはタイプAパーソナリティの特徴であるため、不正解です。
協力的であるのはタイプCパーソナリティの特徴であるため、正解です。
攻撃的であるのはタイプAパーソナリティの特徴であるため、不正解です。
自己主張が強いのはタイプAパーソナリティの特徴であるため、不正解です。
不安を感じやすいのはタイプDパーソナリティの特徴であるため、不正解です。
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02
タイプCとは、がん患者に多い性格傾向で、真面目で物静か、自分の気持ちを抑えて周囲に合わせやすい(協力的)、不安や緊張を素直に表現しにくい特徴があります。
他にも、疾患と結びつけて考えられている性格傾向がありますのでおさえておきましょう。
タイプAは、心疾患に多い性格傾向で、活動的、競争心や攻撃性を持ちやすい、責任感が強い、エネルギッシュで仕事熱心という特徴があります。
タイプBは、ストレスを感じにくく、おおらかな人間関係を築く事ができる性格傾向で、疾患のリスクが低いとされています。
タイプDは、うつ病や心疾患のリスクが高く、後ろ向きな感情が強く、対人関係に不安を抱きやすい性格傾向と言われています。
誤答です。タイプAの特徴と言えます。
正解です。タイプCの特徴と言えます。
誤答です。タイプAの特徴と言えます。
誤答です。タイプAの特徴と言えます。
誤答です。タイプDの特徴と言えます。
心理学では、昔から性格の研究がたくさんされており、様々な視点での考え方があります。カウンセリングの場面では、性格について話題になる事もありますので、性格に関する知識を得ておき、臨床場面で活かせるようにしましょう。
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03
性格傾向や行動特性と身体疾患の関連について、タイプA、タイプB、タイプC、タイプDがあげられます。
タイプAの性格傾向です。
タイプCの性格傾向です。
タイプAの性格傾向です。
タイプAの性格傾向です。
タイプDの性格傾向です。
タイプ別にまとめて理解しておきましょう。
・タイプAは、負けず嫌いで競争心が強く、せっかちで短気で、常に時間に追われている傾向があり、虚血性心疾患のリスクが高いとされています。
・タイプBは、穏やであまり怒らず、無理をしない、マイペースでゆったりと行動する傾向があります。
・タイプCは、周囲を気遣い、我慢強く真面目で几帳面な傾向があり、ストレスをため込みがちでガンになりやすいとされています。
・タイプDは、不安を抱きやすく、ネガティブな感情を抱きやすい傾向があり、うつ病などになりやすいとされています。
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