公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問27

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

Basedow病の症状として、正しいものを1つ選べ。
  • 動悸
  • 便秘
  • 寒がり
  • 顔のむくみ
  • 声のかすれ

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では適切な選択肢を選びます。

バセドウ病(甲状腺機能が亢進)は、甲状腺の受容体に対する自己抗体が原因で、甲状腺ホルモンが過剰となる疾患です。

特徴的な症状は甲状腺腫大、頻脈、眼球突出などです。

選択肢1. 動悸

正しいです。動悸はバセドウ病の特徴的な症状です。

選択肢2. 便秘

誤りです。バセドウ病では下痢が見られます。

選択肢3. 寒がり

誤りです。バセドウ病では暑がりが見られます。

選択肢4. 顔のむくみ

誤りです。顔のむくみは甲状腺機能低下症(橋本病)に見られます。

選択肢5. 声のかすれ

誤りです。声のかすれは甲状腺機能低下症(橋本病)に見られます。

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02

Basedow病とは、甲状腺臓器の特異的な自己免疫疾患の一種です。

100人に2~6人程度の患者がおり、男性患者よりも女性患者が多いという特徴があります。

 

この疾患の症状として、次のようなものが挙げられます。

・全身症状(疲れやすい、暑がり、微熱、体重減少または増加)

・顔や首の症状(眼球突出、目つきがきつい、甲状腺腫大)

・精神症状(イライラしやすい、落ち着かない、集中力の低下、不眠)

・循環器症状(動悸、頻脈、心不全、むくみ、息切れ)

・消化器症状(食欲亢進、食欲低下、口渇、軟便、排泄回数の増加)

・皮膚症状(発汗、脱毛、かゆみ、皮膚が黒くなる)

・筋肉や骨の症状(脱力感、筋力低下、手足のふるえ、骨粗鬆症)

・月経(月経不順、無月経、不妊)

・血液(コレステロール低下、血圧上昇、血糖上昇、肝障害)

 

この問題の選択肢の中では「動悸」が含まれており、正答となります。

参考になった数2

03

バセドウ病とは、甲状腺ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる自己免疫疾患の一つで、甲状腺機能亢進症の一形態です。

甲状腺が過剰に刺激され、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで、身体の多くの部分に影響を与える病気です。

バセドウ病の症状としては、次のようなものがあります。

体重減少、高い体温、高い代謝率、高血圧、過度な多汗症、目の充血や腫れ、二重視、視力低下(オービット症候群)、手の震えや不安、興奮、不眠など

選択肢1. 動悸

正解。動悸はバセドウ病の特徴的な症状です。

選択肢2. 便秘

誤り。バセドウ病では下痢になることが多くみられます。

選択肢3. 寒がり

誤り。過度な多汗症が出るほど、暑がる傾向にあります。

選択肢4. 顔のむくみ

誤り。選択肢は甲状腺機能低下症の内容です。

選択肢5. 声のかすれ

誤り。選択肢は甲状腺機能低下症の内容です。

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