公認心理師 過去問
第5回 (2022年)
問112 (午後 問35)
問題文
A. E. Iveyと M. Iveyのマイクロカウンセリングにおける「かかわり行動」の重要な4要素に該当しないものを1つ選べ。
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問題
公認心理師試験 第5回 (2022年) 問112(午後 問35) (訂正依頼・報告はこちら)
A. E. Iveyと M. Iveyのマイクロカウンセリングにおける「かかわり行動」の重要な4要素に該当しないものを1つ選べ。
- 声の調子
- 自己開示
- 言語的追従
- 視線の位置
- 身体的言語
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は、自己開示です。
マイクロカウンセリングは、A. E. Iveyらによって開発されたカウンセリングの手法です。
マイクロカウンセリングでは多くのカウンセリングにみられるパターンがまとめられており、
それらは”技法”と名付けられました。これらの技法は階層表にまとめられ、技法の統合、積極技法、かかわり技法、かかわり行動などから構成されます。
かかわり行動とは、カウンセラーが話を傾聴するための基本的な姿勢のことで、その要素は
声の調子、言語的追従 、視線の位置 、 身体的言語で、この中に含まれない自己開示が正解の選択肢となります。
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02
マイクロカウンセリングは、カウンセリングの技法を1つずつの小さなステップに分けて習得できるようにする基本的なモデルです。クライエントへの関わり方について、「声の調子」「言語的追従」「視線の位置」「身体的言語」を重要な4要素としています。
4要素の一つです。カウンセラーが自然な話し方をする事を求めています。
正解です。4要素には含まれていません。
4要素の一つです。カウンセラーから話題を飛躍させない事を重要と考えています。
4要素の一つです。その文化にあった視線の合わせ方を意識します。
4要素の一つです。カウンセラー自身がリラックスした姿勢、動作をするようにします。
カウンセリングの基本的な姿勢をわかりやすく理解する事ができます。他の心理療法を実践する際にも、重要な基本姿勢ですので、知識と技術を身につけましょう。
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03
以下に解説します。A. E. Ivey & M. Iveyが提唱した マイクロカウンセリング(Microcounseling) は、カウンセリングの基本技法を段階的に学ぶための体系的なアプローチです。
その中で、「かかわり行動(Attending Behavior)」 とは、カウンセラーがクライエントと効果的に関わり、信頼関係を築くための重要なスキルです。
かかわり行動の要素の1つで、声のトーンやスピードを調整することで、安心感を与えます。
こちらが誤りです。自己開示はカウンセリングの技法の1つだが、「かかわり行動」の要素ではありません。自己開示は、カウンセラーが適切に自身の経験を語ることでクライエントの気づきを促す手法であり、別のスキルとして扱われます。
かかわり行動の要素の1つで、クライエントの話に沿って反応し、話を深めます。
かかわり行動の要素の1つで、適切なアイコンタクトが重要です。
かかわり行動の要素の1つで、姿勢やジェスチャーを通じて関心を示すことです。
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