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公認心理師の過去問 第5回 (2022年) 午後 問36

問題

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生後1年目までにみられる社会情動的発達に関わる現象として、不適切なものを1つ選べ。
   1 .
恥の表出
   2 .
人見知り
   3 .
怒りの表出
   4 .
社会的参照
   5 .
社会的微笑
( 公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問36 )
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この過去問の解説 (2件)

3

この問題の正解は、恥の表出です。

選択肢については以下の通りです。

選択肢1. 恥の表出

正しいです。ルイスの発達理論によると、1歳半ごろから自己意識の発達に伴い一時的感情を基板として恥、嫉妬などの二次的感情が生じるとされます。したがって、生後1年目までにみられる社会情動的発達に関わる現象として適切でないと考えられます。

選択肢2. 人見知り

誤りです。人見知りは8か月不安とも呼ばれ、生後8か月ごろにみられるので生後1年目までにみられる社会情動的発達に関わる現象として適切といえます。

選択肢3. 怒りの表出

誤りです。ルイスの発達理論によると、生後6か月までに一次的感情をもつとされており、この中には怒りが含まれるため生後1年目までに見られる現象として適切といえます。

選択肢4. 社会的参照

誤りです。社会的参照は周囲の表情を伺って自身のみでは決定できない事柄を決める行動です。

生後9か月ごろからみられるため、生後1年目までにみられる社会情動的発達に関わる現象として適切といえます。

選択肢5. 社会的微笑

誤りです。社会的微笑は3か月微笑ともよばれ、生後2から3か月ごろからみられるため

生後1年目までにみられる社会情動的発達に関わる現象として適切といえます。

付箋メモを残すことが出来ます。
1

社会性や感情の発達は、心理学の基本的な知識の一つと言えます。カウンセリングでは、成育歴をお聴きする場面や幼いお子さんのアセスメントをする際に必要となる知識です。

この問題では、「恥の表出」が正答となります。

選択肢1. 恥の表出

正答です。生後1年を過ぎてからみられる現象です。

恥ずかしい、照れるなどの感情は、1歳半から2歳頃に見られ始めます。客観的に自分を見る、自分に意識が向くように成長すると、恥ずかしさも感じたり、表現したりするように成長します。

選択肢2. 人見知り

誤答です。生後1年目までにみられる現象と言えます。

概ね生後7~8ヶ月頃に、見慣れた人に対しては笑顔を向けたり、安心した様子を見せたりしますが、見慣れない人には不安や恐怖を感じて泣くような様子が見られるようになります。

選択肢3. 怒りの表出

誤答です。生後1年目までにみられる現象と言えます。

生後3~6ヶ月頃に、不快という感情が分化して、怒りを持つようになると言われます。

選択肢4. 社会的参照

誤答です。生後1年目までにみられる現象と言えます。

生後10ヶ月頃から見られ始めます。身近で信頼している大人の様子を見て、状況や他者の評価をするようになります。

選択肢5. 社会的微笑

誤答です。生後1年目までにみられる現象と言えます。

生後3ヶ月頃から、人の顔を見て微笑むような様子が見られ始めます。

まとめ

このような知識を持っておく事で、お子さんのアセスメントをする際に、一般的な発達なのか、ゆっくりしているのかを考える事ができます。

体の発達などと合わせて理解しておきましょう。

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