公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問37
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問題
公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
E. Kübler−Rossが提唱した死に対する心理的反応段階に含まれないものを1つ選べ。
- 怒り〈anger〉
- 否認〈denial〉
- 受容〈acceptance〉
- 離脱〈detachment〉
- 取り引き〈bargaining〉
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この過去問の解説 (2件)
01
正解は、離脱〈detachment〉です。
キューブラー・ロスは人間が死ぬことを受け入れるまでの心理的なステージを5段階に分類した
もので、第1段階として否認(自分が死ぬことを現実として受け止められない)、第2段階として怒り(自分が死ぬことに対して理不尽である等と怒る)、第3段階として取り引き(死を回避するために何かしらと取引をしようとする)、第4段階として抑うつ(避けられがない死の事実に気づいて抑うつ気分となる)、第5段階として受容(死にゆくことを理解し、それを受け入れる)
とされます。したがって、この中に含まれない離脱が正解の選択肢となります。
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02
エリザベス・キューブラー=ロスは、自分の死を受け入れるまでの心理的な反応を5段階に分けて考えました。「否認」⇒「怒り」⇒「取り引き」⇒「抑うつ」⇒「受容」の段階を経るとしています。
心理的反応に含まれます。「どうして自分が〇〇になるのか」「自分は悪い事はしていないのにどうしてだ」と怒りを覚える段階です。周囲に皮肉めいた事を言ってしまうような様子も見られる事があります。
心理的反応に含まれます。死について頭では分かっていても、感情では理解できず、否認しようとしてしまう段階です。
心理的反応に含まれます。死を避けられない事、自分の運命として受け入れられるようになり、心も穏やかな状態に変わっていきます。
正解です。心理的反応には含まれません。
心理的反応に含まれます。死の恐怖から逃れようとして、宗教や金銭などの何かにすがろうとする段階です。何とかして回避できないか、先延ばしできないかと考えるような事もあると言われます。
カウンセリングの中で、クライエント自身やその家族の死について触れる事もありますので、どのような反応が起きるか予想できるよう知識を持っておきましょう。
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