公認心理師の過去問
第5回 (2022年)
午後 問44
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問題
公認心理師試験 第5回 (2022年) 午後 問44 (訂正依頼・報告はこちら)
BDI−Ⅱの説明として、最も適切なものを1つ選べ。
- うつ病の診断に単独で用いる。
- 最近1か月の状態を評価する。
- 体重減少を問う評価項目がある。
- 睡眠時間の増加を問う評価項目がある。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題の正解は、睡眠時間の増加を問う評価項目がある。 です。
各選択肢については、以下の通りです。
誤りです。BDI−Ⅱは自記式の質問調査票であり、うつ病の診断に単独で用いることはできません。
誤りです。BDI−Ⅱは最近2週間の状態を評価します。
誤りです。BDI−ⅡではBDIに存在した体重減少についての評価項目が削除されました。
正しいです。BDI−ⅡではBDIにおいて減少のみが評価項目であった睡眠時間について、増加の評価項目が追加されました。
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02
BDI=Ⅱは「ベック抑うつ質問票」とも呼ばれる、抑うつ症状の有無とその程度を測る事ができる質問票です。
この問題は、「睡眠時間の増加を問う評価項目がある」が正解です。
誤答です。
スクリーニングのための手段であり、診断に単独で使う事はできません。
誤答です。
過去2週間について評価する事となっています。
誤答です。
BDI(BDI-IA)にはありましたが、BDI=Ⅱでは削減されています。
正解です。
BDI=Ⅱで、睡眠の減少だけでなく増加も評価できるよう変更されています。
公認心理師が働く職場では、さまざまな検査を使って、クライエントのアセスメントを行います。検査を実施する者は、その検査の意図や方法を熟知しておく必要があります。十分に学んでから実施するようにしましょう。
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