公認心理師 過去問
第5回 (2022年)
問125 (午後 問48)

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問題

公認心理師試験 第5回 (2022年) 問125(午後 問48) (訂正依頼・報告はこちら)

E. Rodolfaらの提唱する心理職の基盤的コンピテンシーに該当するものを2つ選べ。
  • 介入
  • 関係形成
  • 反省的実践
  • コンサルテーション
  • 心理的アセスメント

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は、関係形成と反省的実践の2つです。

基盤的コンピテンシーには7つ存在し、

専門家としての姿勢、反省的実践、科学知識と方法、関係形成、倫理・法的な基準、文化的ダイバーシティ、他職種協働 です。

他の選択肢の介入、心理的アセスメント、コンサルテーションはどれも機能コンピテンシーに該当します。

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02

コンピテンシーとは、望ましい結果や優れた成果を出す事のできる能力や行動特性の事を指します。

E.Rodolfaらによる心理職のコンピテンシー・モデルでは、基盤コンピテンシー、機能コンピテンシー、職業的発達の3つの次元で設定される立方体モデルが提唱されています。

基盤コンピテンシーとは、心理職に不可欠な姿勢や態度を指し、7つの要素があります。

機能コンピテンシーとは、心理職の職務における技能を指し、7つの要素があります。

職業的発達とは、訓練と実践の水準を示しています。

選択肢1. 介入

誤りです。機能コンピテンシーに含まれます。

クライエントの苦しみを軽減し、健康を推進するための介入を計画、実行する知識やスキル、その成果を評価する力を指しています。

選択肢2. 関係形成

正解です。基盤コンピテンシーに含まれます。

クライエントと効果的な方法で関係性を築く力を指しています。

選択肢3. 反省的実践

正解です。基盤コンピテンシーに含まれます。

他者に対する自分の影響、自分の価値観や姿勢、パフォーマンスを振り返り、見直すような態度を指しています。

選択肢4. コンサルテーション

誤りです。機能コンピテンシーに含まれます。

心理の専門家として、適切な助言や支援を行う能力を指しています。

選択肢5. 心理的アセスメント

誤りです。機能コンピテンシーに含まれます。

クライエントにかかわる問題、能力や状況について、客観的なアセスメントや解釈ができる力を指しています。

まとめ

コンピテンシー・モデルでは、公認心理師としてより良い仕事をするための基本的な姿勢や態度が示されています。知識として持っておくだけでなく、現場で力を発揮できるよう学んでいきましょう。

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03

以下に解説します。

選択肢1. 介入

介入は重要な心理的活動の一部ですが、基盤的コンピテンシーの中で特定されているものではありません。介入は実践的なスキルであり、基盤的コンピテンシーよりも応用的なスキルに該当します。

選択肢2. 関係形成

正解です。心理職にとって、クライエントとの信頼関係を築くことは非常に重要です。このコンピテンシーは、治療的な関係を構築し、クライエントが安心して自分の問題を話せるようにするための基盤となります。

選択肢3. 反省的実践

正解です。心理職は自己の行動を振り返り、改善することで効果的な支援を行います。自分の実践を反省し、学び続ける姿勢は不可欠です。

選択肢4. コンサルテーション

コンサルテーションは心理職の重要な活動ですが、基盤的コンピテンシーにおける中心的要素ではなく、応用的または専門的なスキルに位置づけられることが多いです。

選択肢5. 心理的アセスメント

心理的アセスメントは、クライエントの心理状態や特性を評価するために使用されます。心理学的な評価技法やツールを用いて、正確な情報を収集し、問題の理解を深めます。

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