公認心理師の過去問 第5回 (2022年) 午後 問49
この過去問の解説 (2件)
厚生労働省では、2025年までに高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービスの提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進しています。
選択肢の中では、「医療と介護の連携強化を図っている」「地域ケア会議では、他職種が共同して個別事例の課題解決を図っている」の2つが正答となります。
正答です。
高齢者に疾病があっても、自宅等で生活を続けるために、医療と介護の提供や連携が必要です。
誤りです。
医師は常駐しておらず、社会福祉士、保健師、ケアマネージャーなどが常駐しています。
誤りです。
高齢者の権利や財産、尊厳を守るための相談、情報提供を行っています。
正答です。
地域の支援者や他職種による専門的視点も含めて、個別の課題分析、地域の資源開発などを図っています。
誤りです。
地域包括ケアシステムの目的は、高齢者の住まい、医療、介護、介護予防、生活支援が地域内で提供されることによって、高齢者が住み慣れた場所で尊厳を保持しながら自立した生活を送ることとされています。介護施設入所のような限定的な目的ではありません。
公認心理師としても地域の社会資源を把握しておく事は大切です。人々の健康を守る立場である事を自覚し、福祉サービスへも広く目を向けましょう。
この問題の正解は、医療と介護の連携強化を図っている。 と
地域ケア会議では、多職種が協働して個別事例の課題解決を図っている。 の2つです。
各選択肢については以下の通りです。
正しいです。厚生労働省によると地域包括ケアシステムは住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供されるものとされています。
誤りです。医師は常駐していません。保健師やケアマネージャーが常駐しています。
誤りです。地域包括支援センターの役割として権利擁護があげられます。
正しいです。地域ケア会議は介護保険法で記載されており、様々な職種が協働して地域包括ケアシステムを実現するための行政職員をはじめとした地域の関係者から構成される会議です。
誤りです。厚生労働省によると地域包括ケアシステムの目的は、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制を構築することとされています。
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