公認心理師の過去問 第5回 (2022年) 午後 問50
この過去問の解説 (2件)
この問題の正解は、自律訓練法と漸進的筋弛緩法の2つです。
各選択肢については以下の通りです。
正しいです。自律訓練法は自己催眠により心身のリラクセーションをもたらす手法です。
正しいです。漸進的筋弛緩法は、意識的に筋肉の弛緩と緊張を繰り返すことでリラクセーションをもたらす手法です。
誤りです。睡眠スケジュール法は、睡眠障害の解消を目的として、睡眠の記録をもとに睡眠時間の圧縮ならびに起床・就寝時刻の設定を行います。
誤りです。トークン・エコノミー法は、報酬によって条件付けを行うことによって特定の行動の発生頻度を増加させる手法です。
誤りです。アサーション・トレーニングは適切な自己表現を可能にするための手法です。
心理の現場では、目的に合わせて様々なトレーニング技法や生活改善の方法があります。取り入れやすい方法も多くありますので、知識や技術を身につけていきましょう。
この問題では「自立訓練法」「漸進的筋弛緩法」が正答となります。
正答です。リラクセーションを主な目的としています。
リラックスした状態を、自己暗示によって自分で作り出せるようにする方法を身につける手法です。
正答です。リラクセーションを主な目的としています。
意図的に筋肉を緊張させてから、脱力することで、体の力が抜けているリラックスした状態を体感するような手法です。
誤りです。睡眠習慣の改善の目的としています。
意図的に睡眠時間を短くして、眠ることができたら、少しずつ睡眠時間を長くするような手法です。不眠症の方や高齢者の睡眠障害の改善に有効とされています。
誤りです。行動の強化を目的としています。
主に子どもを対象として、適切な行動や目標とする行動をより強化するために、トークン(ご褒美)を与えるような手法です。
誤りです。コミュニケーションの力を高める事を目的としています。
適切な自己主張ができるようにトレーニングをするものです。自分の意思を伝える、適切に断るなど、自分にとっても、相手にとっても良いコミュニケーションができる事を目指します。
リラクセーションを目的とした技法は、クライエントに伝えるためだけでなく、公認心理師自身が落ち着いて仕事に臨むためにも有効です。実際に体験しながら知識、技術を深めていきましょう。
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