公認心理師の過去問
第6回 (2023年)
午後 問28
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問題
公認心理師試験 第6回 (2023年) 午後 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
新しい知識を学ぶ際に、学習者が既に持っている認知構造に結びつけることで効果的に学習する方法として、適切なものを1つ選べ。
- 問答法
- 個別学習
- 発見学習
- プログラム学習
- 有意味受容学習
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題では、学習方法の知識について問われています。
正答は「有意味受容学習」です。
詳しく見てみましょう。
誤りです。
問答法は、‘指導者が学習者へ質問し、学習者が回答する。さらに、指導者が質問をする’というやりとりを通じて、学習を深めたり、学習者の中にある真の考えに気づかせたりするような学習方法です。ソクラテスの対話法が元となっています。
誤りです。
個別学習は、学習者の能力や特性に応じた学びをする方法を言います。自主性を大切にしながら、目標を達成できるようにするものです。
誤りです。
発見学習とは、学習者が自身で学ぶべき事を発見できるよう、指導者が課題を提供する方法を指します。自身で探求し、答えを見つける事が、知識や思考力に繋がります。
誤りです。
プログラム学習とは、計画に従って小さな単位、小さなステップの学習へ取り組む事で、大きな学習内容を習得する方法です。
正答です。
有意味受容学習とは、学習者が元々持っている知識に、指導者から学んだ事を結びつけ、意味づけする事によって、効果的に学ぶ事ができるというものです。
「学習」は心理学の基本的な知識の一つです。「学習」と言うと、一般には「勉強」とイメージされる事が多いと感じますが、心理学ではさらに広義な意味合いがあります。心理学で言うところの概念について正しく理解しましょう。
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02
学習方法についての理解を問う問題です。
各選択肢については以下の通りです。
指導者が学習者に質問し、学習者がそれに答えるという相互的な過程を通して学習を深めようとする方法です。特に、ソクラテス式問答法として知られています。
集団ではなく、個別で学習を行う方法です。個人の能力や到達度に合わせた学習目標を設定することができます。
指導者が答えを教えるのではなく、学習者に自身で発見する過程を体験させることで学習効果を高める方法です。
行動分析の始祖であるスキナーが提唱した学習法です。学習目標に確実に到達するために学習内容を細かく分割、系列化し学習を最適化します。
認知心理学を基礎とする学習法です。
学習者が既に持っている認知構造に結び付けることで効果的に学習する方法です。対となる学習方法として、機械学習があります。機械学習では学習内容をそのまま記憶させていきます。
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