公認心理師の過去問
第6回 (2023年)
午後 問27

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問題

公認心理師試験 第6回 (2023年) 午後 問27 (訂正依頼・報告はこちら)

成年後見人の職務として、正しいものを1つ選べ。
  • 養子縁組
  • 手術の同意
  • 遺言の作成
  • 介護保険の申請手続
  • 日用品の購入取消し

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この過去問の解説 (2件)

01

「成年後見制度」とは、知的障害、精神障害、認知症などにより、一人で選択や決定をする事が難しい、心配という方が、いろいろな契約や手続きの手伝いをしてもらう事ができる制度です。

その手伝いをする人は「成年後見人」と呼ばれ、親族、市民後見人(専門の研修を受けた人)、専門職(社会福祉士、弁護士など)、福祉関係の法人などから選任されます。

成年後見人の職務は次の通りです。

・福祉サービス、介護などの手続きや契約の手伝い

・保険料や税金の支払いの手伝い

・お金の出し入れの手伝い

・よくわからずにしてしまった契約の取り消し

・入院や施設入所の手続きの手伝い

・書類の確認

・施設へ伝えたい事がある時の申し入れ

・定期的な訪問や状況の確認

成年後見人ができない事としては、食事や掃除、買い物の手伝い、手術に関する決定などがあります。

選択肢4. 介護保険の申請手続

よって、本肢が正解です。

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02

成年後見人の職務について確認していきます。

選択肢1. 養子縁組

養子縁組: 成年後見人の役割と直接関連はありません。養子縁組は法的手続きであり、後見人が直接行うものではありません。よって不正解となります。

選択肢2. 手術の同意

手術の同意は成年後見人の職務には含まれません。よって不正解となります。

選択肢3. 遺言の作成

遺言の作成: 成年後見人は、被後見人の法的代理人ですが、遺言の作成は後見人の職務ではありません。これは被後見人個人の意思に基づくものです。

選択肢4. 介護保険の申請手続

正解です。

介護保険の申請手続: 成年後見人は、被後見人の利益を代理して行動します。

選択肢5. 日用品の購入取消し

日用品の購入取消し: これも成年後見人の職務とは関連がありません。日用品の購入やキャンセルは、被後見人自身またはその代理人が行うことになります。よって不正解となります。

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