公認心理師の過去問
第7回 (2024年)
午前 問27
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問題
公認心理師試験 第7回 (2024年) 午前 問27 (訂正依頼・報告はこちら)
ある教育活動の開始前に実施し、学習の前提となるレディネスが形成されているかどうかを事前に把握、判断し、その情報を教育的な決定に活用するための評価法として、最も適切なものを1つ選べ。
- 形成的評価
- 個人内評価
- 診断的評価
- 総括的評価
- 到達度評価
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この過去問の解説 (2件)
01
学習場面における評価の方法に関する問題です。
この問題の正答は「診断的評価」です。
では、選択肢を見てみましょう。
誤りです。
「形成的評価」とは、指導の過程において、どの程度の学習効果が見られているかを判断するための評価です。
誤りです。
「個人内評価」とは、1人の学習者の中での能力や特性、変化や成長を評価することを言います。他の学習者と比べての評価ではありません。
正答です。
問題文は「診断的評価」の説明として適切です。
これは、指導を始める前に、学習者がどのような力を持っているか、学習に対してどの程度の準備性(レディネス)を持っているかを確認することを指します。
誤りです。
「総括的評価」とは、指導を終えた時点で指導者が行う評価です。最終的に学習者がどの程度学ぶことができたのかを指導者が判断し、成績や評定をつける、フィードバックをすることを指します。
誤りです。
「到達度評価」とは、目標に対してどの程度到達できたのかを評価することです。
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02
以下に解説します。
学習が進行する過程で実施され、学習者の進捗を把握し、教育方法を調整するために行います。開始前ではなく、学習の途中で行われます。
学習者自身の変化を評価する方法で、通常は自己評価を指します。個別の学習者の進捗を測定するものです。
教育活動の開始前に実施し、学習者が新しい学習内容を理解し、取り組むための準備(レディネス)が整っているかどうかを確認するための評価です。これにより、学習者の現時点での知識やスキル、理解度を把握し、どのような教育的対応が必要かを決定します。この評価を基に、個々の学習者に適した指導方法や内容を調整することができます。
学習が終了した後に実施され、学習者の最終的な成果や到達度を評価します。学習活動の終了時に行われることが一般的です。
学習の最終的な目標が達成されているかを測定する評価ですが、これも学習後に行われます。
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