公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問109 (午後 問32)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問109(午後 問32) (訂正依頼・報告はこちら)

課題を学習した直後よりも、一定時間経過した後のほうが記憶が鮮明に想起されることを表す用語として、正しいものを1つ選べ。
  • 潜在学習
  • 部分学習
  • 分散学習
  • レミニセンス
  • スリーパー効果

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

学習に関する様々な概念・理論が問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. 潜在学習

Edward C. Tolmanにより提唱された学習概念です。報酬がない状態で学習していたことが、報酬が与えられると行動として学習状況を確認することができることを指しますので、間違いです。

選択肢2. 部分学習

学習内容をいくつかに分割して学習する方法ですので、間違いです。対となる学習方法は、全体学習です。

選択肢3. 分散学習

時間を空けて同じ内容を繰り返し学習することですので、間違いです。対となる学習方法は、集中学習です。

選択肢4. レミニセンス

正解です。

時間の経過が、記憶の忘却ではなく、記憶の定着に働くと考えられています。

選択肢5. スリーパー効果

Carl Hovlandが提唱した概念です。

情報源の信頼性などの情報が時間の経過とともに薄れることで、最初信頼性の低い情報であったものが、信頼できるものと認識される現象を指しますので、間違いです。

まとめ

学習理論は多岐にわたり、提唱者により類似した言葉も見られます。今回のように、対をなしている学習理論も多くあります。

提唱者や理論と合わせて整理しておきましょう。

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