第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午後
問16 (一般問題 問16)
問題文

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問題
第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午後 問16(一般問題 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

- 熱併給発電(コージェネレーション)
- 燃料電池発電
- スターリングエンジン発電
- コンバインドサイクル発電
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この過去問の解説 (2件)
01
図の発電方式はコンバインドサイクル発電(combined cycle power plant)です。コンバインドサイクル発電は、ガスタービンと蒸気タービンの2つの発電機を持つことが特徴です。ガスタービンによる通常の火力発電で生じる余熱を空気中に廃棄せず、これによってさらに蒸気タービンを回して電気に変換します。余熱が電気として回収されるので発電の効率を上げることができます。
熱併給発電(コージェネレーション)は電気と熱を同時に供給するシステムです。この場合の熱は必ずしも電気に変換されません。
燃料電池発電は水素を燃料とし、これが空気中の酸素と結合して水を生成するときに発生する電子を電流として取り出す発電方式です。
スターリングエンジン発電は熱エネルギーでスターリングエンジンを回し、これでタービンを回して発電する方法です。スターリングエンジンは熱による空気の膨張、収縮を利用して、回転のエネルギーを得る装置です。
正解です。
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02
図を見て発電方式名を問いている問題です。
それぞれの特徴を捉えられるようにしていきましょう。
誤:熱併給発電(コージェネレーション)は総合的な熱効率を向上させるために、発電で出た排熱を給湯や暖房等に使用するシステムです。
誤:燃料電池発電は、水素と酸素を反応させて水と電気を得る発電システムです。
誤:スターリングエンジン発電は、従来なら捨てられていた熱エネルギーを有効利用した発電システムです。
正:コンバインドサイクル発電は、ガスタービンから出る排熱で水蒸気を発生させて併設されているタービンで発電させるシステムです。
図からもガスタービンから出た排ガスを排熱ボイラーの熱源として扱っていることが分かります。
熱や水を有効活用して発電に活用しているシステムに関しての問題でした。
使用方法の違いから名前も変わってきますので、どれがどのようになってるかを整理しておきましょう。
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