第一種電気工事士の過去問
令和5年度(2023年) 午後
配線図問題 問1

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問題

第一種 電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午後 配線図問題 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、三相誘導電動機を、押しボタンの操作により始動させ、タイマの設定時間で停止させる制御回路である。この図の矢印で示す5箇所に関する各問いには、4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。

①の部分に設置する機器は。
問題文の画像
  • 配線用遮断器
  • 電磁接触器
  • 電磁開閉器
  • 漏電遮断器(過負荷保護付)

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この過去問の解説 (1件)

01

図は三相誘導電動機の制御回路を示しており、押しボタンで始動し、タイマの設定時間で停止させるシステムです。①の部分には、電動機保護および制御のための重要な機器が設置されます。この問題では、①の部分に適切な機器を選択する必要があります。

選択肢1. 配線用遮断器

配線用遮断器は、主に回路全体に過負荷や短絡が発生した場合に電流を遮断するための機器ですが、この回路図に示された機器の設置目的には適していません。この選択肢は不正解です。

選択肢2. 電磁接触器

電磁接触器は電気機器のオン/オフを遠隔操作するための装置ですが、設置部分に要求される機能とは異なります。特にこの場合、過負荷保護機能を兼ね備えたものが求められています。この選択肢は不正解です。

選択肢3. 電磁開閉器

電磁開閉器も接点開閉を行う機器ですが、過負荷保護機能が必要とされるこの回路の要件には合致しません。この選択肢は不正解です。

選択肢4. 漏電遮断器(過負荷保護付)

過負荷保護機能が付帯している源電遮断器が設置部分に適しています。この機器は、回路の過負荷を検出して自動的に遮断する機能を有しており、設置目的に最適です。接点の部分に×印があること、下部に零相変流器の図記号が見られることから、漏電遮断器だと判断できます。この選択肢は正解です。

 

まとめ

この回路図において、①の部分は電源側であり、漏電や過負荷から機器を保護するために漏電遮断器(過負荷保護付)が設置されています。他の選択肢は、それぞれ別の役割を持つ機器であり、①の部分に設置されることはありません。

 

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