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一級建築士の過去問 平成27年(2015年) 学科4(構造) 問100

問題

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免震構造及び制振構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
高さ60mを超える建築物であっても、耐久性等関係規定に適合し、かつ、国土交通大臣の認定を受けた構造方法であれば、免震構造にすることができる。
   2 .
免震構造による耐震改修は、免震装置を既存建築物に設置し、建築物の固有周期を長くすることにより、建築物に作用する地震力を低減し、耐震性の向上を図るものである。
   3 .
制振構造においては、履歴型ダンパーやオイルダンパー等の制振機構を設置することで、地震の入力エネルギーを制振機構に吸収させ、主架構の水平変形を抑制することができる。
   4 .
せん断パネルを鋼材ダンパーとして架構に設置する制振構造は、原則として、せん断パネルは降伏しないように設計しなければならない。
( 一級建築士試験 平成27年(2015年) 学科4(構造) 問100 )
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この過去問の解説 (3件)

12
1.設問の通りです。
高さ60mを超える免震建築物は、耐久性等関係規定に適合し、かつ国土交通大臣の認定を受けた構造方法によることとされています。

2.設問の通りです。
免震構造は、固有周期を長くすることにより、地震時における建築物に作用する加速度が小さくなります。
建築物に作用する地震力を低減し、耐震性の向上を図るものです。

3.設問の通りです。
制振構造は、建築物に組み込んだ制振装置により地震エネルギーを吸収し、建築物本体の変形を抑制して、損傷を回避するものです。履歴減衰型ダンパーは、摩擦や塑性変形によりエネルギーを吸収します。粘性減衰型のオイルダンパーは、シリンダー内のオイルの移動抵抗によりエネルギーを吸収します。

4.誤りです。
せん断降伏型の鋼材ダンパーは、鋼製パネルを面内のせん断変形により降伏(塑性化)させることにより、振動エネルギーを吸収します。

付箋メモを残すことが出来ます。
5
1.設問の通り。
耐久性等関係規定に適合し、かつ国土交通大臣の認定を受けた構造方法とすれば高さ60mを超える免震建築物とすることができる。

2.設問の通り。
「免震構造」は、上部構造と基礎構造の間に積層ゴム等の免震装置を設けて、上部構造を地震動の水平成分から絶縁する構造です。
建築物の固有周期を長くすることで、地震時においても建築物に生じる揺れを低減することができます。


3.設問の通り。
「制震構造」は、建物にダンパーという部材を設置することで「建物の揺れを吸収する」仕組みです。建物自体に揺れを吸収する部材を設置するので、台風などによる強風の揺れなどの外部からの衝撃も吸収してくれます。

4.誤り。
せん断パネルを鋼材ダンパーとして架構に設置する制振構造は、低降伏点鋼を用いたパネルがせん断降伏することにより地震エネルギーを吸収し、地震時の応答変位を大きく低減させる鋼製ダンパーです。

2
1 〇
設問通りです。

2 〇
上部構造に伝わる地震動の固有周期を長くすることで、応答加速度を著しく低減されます。

3 〇
その他に摩擦ダンパー、マスダンパーもあります。

4 ×
鋼材ダンパーには、主に低降伏点鋼が用いられます。降伏させることで振動エネルギーを吸収されます。

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