一級建築士の過去問
平成27年(2015年)
学科4(構造) 問99

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

一級建築士試験 平成27年(2015年) 学科4(構造) 問99 (訂正依頼・報告はこちら)

鋼材及び高力ボルトに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 建築構造用圧延鋼材SN490Bの引張強さの下限値は、490N/mm2である。
  • 鉄筋コンクリート用棒鋼SD345の降伏点又は耐力の下限値は、345N/mm2である。
  • 降伏点240N/mm2、引張強さ400N/mm2である鋼材の降伏比は、0.6である。
  • 高力ボルトF10Tのせん断強さの下限値は、1,000N/mm2である。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.設問の通りです。
建築構造用圧延鋼材SN490Bは、引張強さの下限値が490N/m㎡で上限値が610N/m㎡となります。

2.設問の通りです。
鉄筋コンクリート用棒鋼SD345の降伏点又は耐力は、下限値が345N/m㎡で、上限値が440N/m㎡となります。

3.設問の通りです。
降伏比とは引張強度に対する降伏強度の比率のことです。
よって、
降伏比=(降伏点/引張強さ)=240/400 =0.6
となります。

4.誤りです。
「高力ボルトF10T」とは、引っ張り強さ1000N~1200N/m㎡の高力ボルトを意味します。

参考になった数17

02

1.設問の通り。
建築構造用圧延鋼材SN490Bの引張強さは、490N/mm2以上610以下です。

2.設問の通り。
鉄筋コンクリート用棒鋼SD345の降伏点又は耐力は、345N/mmから440N/mmです。

3.設問の通り。
「降伏比」とは引張強度に対する降伏強度の比率のことです。
降伏比が高いことは引張強度と降伏強度に差がないということを意味します。
そのため、伸び始めるとすぐに破断してしてしまいます。

4.誤り。
F10Tの「10T」とは高力ボルトの引張強度を意味します。10Tなら、「引張強度」が1000N/m㎡以上です。

参考になった数8

03

1 〇
数値は引張強さの下限値(N/mm2)を表します。

2 〇
SD345は345~440(N/mm2)です。

3 〇
降伏比=降伏点/引張強さ=240/400=0.6

4 ×
F10Tはよく使用される高力ボルトです。数値は引張強さ(tf/cm2)を表します。

参考になった数2