一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科2(環境・設備) 問37

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問題

一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科2(環境・設備) 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

電気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 逆潮流は、コージェネレーションシステムや太陽光発電システム等で系統連系を行う場合に、需要家側から商用電力系統へ向かう電力潮流のことである。
  • 燃料電池の発電の原理は、水の電気分解と逆の反応を利用したもので、水素と酸素が結合して電気と水が発生する化学反応である。
  • 集合住宅において、契約電力が60kWを超える場合は、一般に、受変電設備の必要性が高くなる。
  • 電圧の種別において、特別高圧と高圧とを区分する電圧は、6,000Vである。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問の通り
 逆潮流についての正しい記述です。
 例えば、自家発電システムがある家庭で、発電量が消費分を超えて余った場
 合に、余剰電力が電力会社の配電線へ戻っていく状態を言います。

2.設問の通り
 燃料電池についての正しい記述です。
 燃料電池を用いたコージェネレーションシステムでは、発電効率が高い、
 騒音・振動、排気ガスが少ない等の利点があります。

3.設問の通り
 電力が50Kw以下は低圧、50Kw以上は高圧となり、高圧の場合には受変電設
 備が必要となります。

4.誤り
 特別高圧は7000V超、高圧は7000V以下のものと規定されています。
 (電技省令3条)

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02

正解は4です。

1.設問の通りです。
逆潮流は、コージェネレーションシステムや太陽光発電システムなどの発電設備を有する需要家から商用電力系統へ向かう電力潮流のことです。

2.設問の通りです。
燃料電池は、水の電気分解の逆反応を利用したものです。

3.設問の通りです。
低圧配電と高圧配電の区分は契約電力が50kWを境にして行われます。設問の場合、受変電設備の必要性が高いです。

4.設問の記述は誤りです。
特別高圧と高圧とを区分する電圧は、7000Vです。

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03

1. 適当です。逆潮流とは、需要家が自家発電システムにより余剰となった電力を、電力会社の配電線へ戻す状態をいいます。

2. 適当です。燃料電池についての設問です。

3. 適当です。電力が50kW未満の場合は低圧、50kW以上2,000kW未満は高圧受電となり、受変電設備を設ける必要があります。

4. 不適当です。特別高圧と高圧とを区分する電圧は、7,000Vと規定されています。

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