一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科5(施工) 問107

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この過去問の解説 (3件)

01

1.適当です。
寒冷地における場所打ちコンクリート杭工事に用いるコンクリートは
寒冷地では地中温度が低くなる事を想定して
コンクリートの養生温度による調合強度の補正を行います。


2.適当です。
プレストレストコンクリート杭工事の杭頭処理において
ダイヤモンドカッター方式で杭頭を切断する場合
切断面から350 mm程度までは杭頭補強を行います。


3.不適当です。
セメントミルク工法において
オーガーに付着した土砂が孔底に落下するのを防ぐ為
掘削時も引き上げ時も正回転とします。


4.適当です。
杭の現場継手部の溶接において
仮付け溶接は必ず40mm以上の長さとし
本溶接と同等の完全なものとします。

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02

正解は3です

1:設問通りです
杭のコンクリートは地中の温度はほぼ一定のため原則気温による強度の補正を行う必要はありませんが、寒冷地では地中温度が低くなるため、必要に応じて調合強度を補正します。

2:設問通りです
プレストレスが減少しているため、杭頭切断面から350㎜程は補強を行う必要があります。

3:誤りです
逆回転させると孔底にスライムが残ってしまうためアースオーガーは常に正回転させます。

4:設問通りです
溶接継手における溶接長は仮付け溶接の場合でも40mm以上の長さとします。

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03

1. 設問の通り
寒冷地の施工においては、コンクリートを寒気から保護し、打込み後5日間以上はコンクリート温度を2℃以上に保つよう養生し、所定の強度が得られるまで保温します。

2. 設問の通り
プレストレストコンクリート杭の杭頭を切断した場合は、切断面から350㎜程プレストレスが減少しているので、補強を行う必要があります。

3. 誤り
逆回転させると、アースオーガーに付着した土砂が孔底に落下するので、引上げ時も正回転とします。よって設問の記述は誤りです。

4. 設問の通り
既成コンクリート杭の継手部の溶接は、仮付け溶接も本溶接と同等な完全なものとし、溶接長さを40㎜以上とします。

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