一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科5(施工) 問108

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問題

一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科5(施工) 問108 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄筋工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
※工業標準化法が改正されたことにより、令和元年(2019年)7月1日より、「日本工業規格(JIS)」は「日本産業規格(JIS)」に変わりました。
<参考>
 それに伴い、当設問の選択肢中の文言を変更しました。
  • 鉄筋相互の接合に当たって、「SD345のD25」と「SD390のD29」との継手をガス圧接継手とした。
  • ガス圧接において、加熱中にバーナーの火炎に異常が生じたため加熱を中断したが、圧接端面相互が密着した後であったので、再加熱して圧接作業を続行させた。
  • 日本産業規格( JIS )のD25の異形鉄筋の受入れ検査において、搬入時に圧延マークを確認したところ、突起の数が2個であったので、SD345と判断した。
  • 鉄筋工事の配筋検査のうち、壁の検査においては、交差する鉄筋相互の結束箇所が、交点の半数以上でバランスよく結束されていることを確認した。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 設問の通り
鉄筋径差が7㎜以下までなら、手動ガス圧接を行うことができます。
(ただし、D41とD51の圧接は可)

*合わせて覚えましょう
  自動ガス圧接は鉄筋径が異なる継手には適用できません。

2. 設問の通り
加熱を中断した場合、圧接端面相互が密着した後であれば、再加熱して作業を続行します。

3. 誤り
異形鉄筋の圧延マークは、突起の数が2個の場合SD390です。
SD345の突起の数は1個です。

4. 設問の通り

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02

1.適当です。
「SD345のD25」と「SD390のD29」との継手は
鉄筋の種類・径の差どちらの場合でも
ガス圧接が可能です。


2.適当です。
ガス圧接の加熱中に異常が発生した場合
圧接端面相互が密着した後であれば
火炎を再調節して作業を継続する事ができます。


3.不適当です。
異形鉄筋の突起の数が2個は「SD390」です。
SD345の突起の数は1個です。


4.適当です。
鉄筋工事の壁の交差する鉄筋相互の結束箇所は
交点の半数以上を結束する必要があります。

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03

正解は3です。

1:設問通りです
鉄筋相互の径差が7㎜以下で、手動ガス圧接を行うことができます。したがって設問はSD345とSD390であっても圧接が可能です。

2:設問通りです
圧接端面相互が密着した後であった場合は、再加熱して圧接作業を続行することができます。

3:誤りです
SD345は突起の数が1個です。突起の数が2個の場合はSD390です。

4:設問通りです
壁の配筋は交差する鉄筋相互の結束箇所が、交点の半数以上でバランスよく結束されている必要があります。

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