一級建築士の過去問
平成28年(2016年)
学科5(施工) 問117
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
一級建築士試験 平成28年(2016年) 学科5(施工) 問117 (訂正依頼・報告はこちら)
張り石工事及びタイル張り工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 張り石工事における外壁乾式工法において、石材取付け用ファスナーの面外調整機構を考慮して、下地となるコンクリート部材の位置の許容差を、±10mmとした。
- 張り石工事における石先付けプレキャストコンクリート工法において、シアコネクターの取付け代を考慮して、コンクリート部材に先付けされる石材の厚さを、20mmとした。
- セメントモルタルによるタイル後張り工法における改良圧着張りにおいて、張付けモルタルの1回の塗付け面積の限度は、2m2以下とし、かつ、60分以内に張り終える面積とした。
- セメントモルタルによるタイル後張り工法において、外壁タイルの引張接着強度を確認する試験体の数は、100m2ごと及びその端数につき1個以上とし、かつ、全体で3個以上とした。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
1:設問通りです
下地となるコンクリート部材の位置の許容差は、外壁乾式工法において±10mm、外壁湿式工法において±15mmとします。
2:誤りです
石先付けPC工法ではコンクリート部材に先付けされる石材の厚さを25mm以上とします。
3:設問通りです
改良圧着張りの張付けモルタルの1回の塗付面積の限度は2㎡以下、60分以内に張り終える面積とします。
4:設問通りです
外壁タイルの引張接着強度を確認する試験体の数はセメントモルタルによる後張りの場合、100m²ごとにつき1個以上とし、かつ、全面積で3個以上とします。
参考になった数24
この解説の修正を提案する
02
石工事の下地面の寸法精度は下記を標準とします。
外壁乾式工法…±10㎜
外壁湿式工法…±15㎜
(公共建築工事標準仕様書)
2. 誤り
PCa材に先付けされる石材の厚さは25㎜以上、また大きさは0.8㎡以下とします。よって設問の記述は誤りです。
3. 設問の通り
改良圧着張りの張付けモルタルの1回の塗付面積の限度は2㎡以下かつ、60分以内に張り終える面積とします。なお、2層に分けて塗り付けるものとし、練り混ぜる量は1回の塗付量及び張付量とします。
(公共建築工事標準仕様書)
4. 設問の通り
引張接着強度試験は、100㎡ごと及びその端数につき1個以上、かつ、全体で3個以上とします。
(公共建築工事標準仕様書)
参考になった数9
この解説の修正を提案する
03
張り石工事における外壁乾式工法において
石材取り付け用ファスナーの面外調整機構を考慮して
下地となるコンクリート部材の位置の許容差は±10mmとします。
2.不適当です。
張り石工事における石先付けプレキャストコンクリート工法において
シアコネクターの取付け代を考慮して
コンクリート部材に先付けされる石材の厚さは
25mm以上とします。
3.適当です。
セメントモルタルによるタイル後張り工法における改良圧着張りにおいて
張付けモルタルの1回の塗付け面積の限度は
2㎡以下、かつ60分以内に張り終える面積
とします。
4.適当です。
外壁及び屋内吹抜け部にタイル張りを行う場合
100㎡に1個以上かつ全面積で3個以上とします。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
前の問題(問116)へ
平成28年(2016年)問題一覧
次の問題(問118)へ