一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科1(計画) 問4

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問題

一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科1(計画) 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

都市空間についての著書に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • レム・コールハースは、「錯乱のニューヨーク( Delirious New York )」において、主としてマンハッタンの超高層建築物がつくりだした「過密の文化」に着目し、「マンハッタニズム」と定義した。
  • クリストファー・アレグザンダーは、「パタン・ランゲージ( A Patern Language )」において、過去の事例から導きだされた都市や建築を形づくるための基本的な原則を示した。
  • ジェイン・ジェイコブズは、「アメリカ大都市の死と生( The Death and Life of Great American Cities )」において、都市の街路や地区に多様性を生みだす四つの条件を示した。
  • ケヴィン・リンチは、「都市のイメージ( The Image o fthe City )」において、ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した。

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この過去問の解説 (2件)

01

1. 設問の通り

2. 設問の通り
  [パタン・ランゲージ]
  人々が心地よいと感じる環境のパターンを抽出し、それらを言語のように
  組合せていくことで、建物やコミュニティーを形成していく建築・都市計
  画理論です。

3. 設問の通り

4. 誤り
  [都市のイメージ]
  「都市のわかりやすさ(イメージのしやすさ)という観点から都市計画を
  考察した都市論です。都市空間から抽出されるイメージをパス・エッジ・
  ディストリクト・ノードに分類しています。設問の記述は、ロバート・ヴ
  ェンチューリ著の[ラスベガス]の内容です。

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02

1. 設問の通りです。

2. 設問の通りです。

3. 設問の通りです。

4. 誤りです。
都市のイメージは、1960年にアメリカの都市計画家ケヴィン・リンチが提唱した、都市の「わかりやすさ」に関する概念です。設問の、ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した建築家はロバート・ヴェンチューリです。

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