一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科2(環境・設備) 問37

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問題

一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科2(環境・設備) 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

照明設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 蛍光ランプやLEDの光色において、昼白色は、電球色に比べて相関色温度が低い。
  • グレアは、視野内に輝度の高い光源や極端な輝度対比があることにより生じる現象をいう。
  • アンビエント照明の設計においては、空間の明るさを確保しつつ省エネルギーを図るために、輝度分布を考慮することが望ましい。
  • 初期照度補正は、経年に伴う光源の出力低下等を考慮した、照明の省エネルギー手法の一つである。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 誤り
  昼白色の色温度は約5000K、電球色は約3000Kで、電球色に比べ色温度が
  高いです。また、色温度が高くなるほど寒色系の色となり、低いほど暖色
  系となります。

2. 設問の通り
  極端な輝度対比により、その部分がまぶしさによって見えにくくなり、不
  快感を生じさせる現象です。

3. 設問の通り
  アンビエント照明とは、部屋全体を均一に明るくする全般照明方式です。
  省エネの観点からも輝度分布を適正なものとすることが望ましいです。

4. 設問の通り
  照明器具は、通常経年による光出力の低下を考慮し、初期段階では高い照
  度が設定されています。初期照度補正は、この過剰な照度を調光すること
  で、電力費を削減する手法です。

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02

1.誤りです
昼白色は電球色に比べて白っぽい色です。
白っぽい色の方が赤みがかった色より色温度が高いので、昼白色の方が色温度は高いです。

2.設問の通りです
グレアは、視野内に輝度の高い光源や極端な輝度対比があることにより生じる現象をいいます。

3.設問の通りです
アンビエント照明の計画では省エネルギーを図るために、輝度分布を考慮する必要があります。

4.設問の通りです
初期照度補正は、経年に伴う光源の出力低下等を考慮した照明の省エネルギー手法です。

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03

1.誤り
昼光色のほうが電球色より色温度が高い。
色温度が低いほどオレンジ色になる。

2.正しい
グレアとはまぶしいと感じる不快感のことをいう。
まぶしい光源の名称ではないので注意。

3.正しい
近年アンビエント照明の計画をする際は、視野の輝度分布を考慮する。

4.正しい
初期照度補正は余分な明るさをカットする機能で、
器具が新品の間は多くカットされ、長年にわたり一定の明るさとなるように調整される機能。

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