一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科2(環境・設備) 問40

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問題

一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科2(環境・設備) 問40 (訂正依頼・報告はこちら)

環境・設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 「ZEH( Net Zero Energy House )」は、快適な室内環境を保ちながら、一年間で消費する住宅の一次エネルギー消費量の収支がゼロとなることを目指した住宅のことをいう。
  • 「CASBEE-建築( 新築 )」における評価は、「設計一次エネルギー消費量」を「基準一次エネルギー消費量」で除した数値で判定される。
  • 「BELS( 建築物省エネルギー性能表示制度 )」は、第三者評価機関が建築物の省エネルギー性能を評価し認証する制度で、性能に応じて5段階の星の数等で表示される。
  • 「eマーク( 省エネ基準適合認定マーク )」は、建築物が建築物エネルギー消費性能基準に適合していることについて、所管行政庁から認定を受けたことを示すものである。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問の通りです
ZEH( Net Zero Energy House )は、一年間で消費する住宅のエネルギー消費量の収支がゼロとなるように、エネルギーの自給自足を目指した住宅のことをいいます。

2.誤りです
設問の記述は、BEI(省エネルギー性能指標)についてです。「CASBEE」(建築環境総合性能評価システム)は、建築物の環境性能で評価し格付けする手法のことで、評価結果が「Sランク(素晴らしい)」から、「Aランク(大変良い)」「B+ランク(良い)」「B-ランク(やや劣る)」「Cランク(劣る)」という5段階のランキングが与えられます。

3.設問の通りです
「BELS( 建築物省エネルギー性能表示制度 )」は、第三者評価機関が建築物の省エネルギー性能を評価し認証する制度です。

4.設問の通りです
「eマーク( 省エネ基準適合認定マーク )」は、建築物が建築物エネルギー消費性能基準に適合している認定を受けたことを示すものです。

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02

1. 設問の通り
  具体的には、高断熱性能で消費エネルギーを抑える、省エネ高性能設備を
  用いる、自家発電でエネルギーを作り出す等により、年間のエネルギー収
  支を±0にすることを目指した住宅です。

2. 誤り
  Q(環境品質)とL(環境負荷)をそれぞれ採点し、その結果をもとに
  BEE(環境効率)をレベル1〜5で評価します。設問の記述はBEIについて
  の記述です。

3. 設問の通り

4. 設問の通り
  建築物が省エネ基準に適合している旨の認定を受けると、当該建築物、そ
  の利用に関する広告へeマークを表示することができます。

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03

1.正しい
エネルギーを自給自足している状態を目指す住宅。

2.誤り
BEEとは性能Qを外部負荷Lで除した値。
設問はBEIと呼ばれる省エネ指標の数値について問うている。

3.正しい
5段階評価で☆を用いて評価する。

4.正しい
設問の通り

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