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一級建築士の過去問 平成29年(2017年) 学科4(構造) 問90

問題

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杭基礎に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
鉛直荷重が作用する杭の抵抗要素には、先端抵抗と周面摩擦抵抗があり、杭頭に作用する上部構造物の荷重による杭の沈下の発生とともに先端抵抗が先行して発揮され、杭の沈下が増加すると周面摩擦抵抗が発揮される。
   2 .
地震時に液状化のおそれのある地盤において、杭の水平抵抗を検討する場合には、水平地盤反力係数( 単位kN/m3 )の値を低減しなければならない。
   3 .
地下水位の高い敷地に計画する低層建築物に地下室を設ける場合には、浮力が作用するので、杭の引抜き抵抗力の検討が必要となる。
   4 .
杭先端の地盤の許容応力度を計算で求める場合に用いるN値は、杭先端付近のN値の平均値とし、その値が60を超えるときは60とする。
( 一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(構造) 問90 )
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この過去問の解説 (3件)

8
1. 誤り
  鉛直荷重が作用した場合、杭の沈下の発生とともに周面摩擦抵抗が先行し
  て発揮されます。よって設問の記述は誤りです。

2. 設問の通り
  地震時に地盤が液状化すると、水平地盤反力はほぼ期待できなくなるの
  で、杭の水平力を検討する場合には、水平地盤反力係数を低減して検討し
  なければいけません。

3. 設問の通り
  地下水位が構造物の底面より高い位置にある場合、構造物に浮力が生じ、
  杭に引抜き力が発生するため、杭の引抜き抵抗力の検討が必要となりま
  す。

4. 設問の通り
  基礎杭の先端の地盤の許容応力度計算についての正しい記述です。
  (国交告第1113号 5条一号表)

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4
1.[誤]
杭基礎とする場合ある程度の長さがあることが一般的であるため、鉛直荷重の抵抗要素は周面摩擦が先行して発揮され、その後先端抵抗が発揮されます。
2.[正]
地盤が液状化すると水平抵抗が著しく下がります。そのため水平地盤反力係数は低減する必要があります。
3.[正]
地下水位が高いと地下室に大きな浮力が作用し浮上がりが発生することがあるため、杭の引き抜き抵抗の検討をする必要があります。
4.[正]
設問の通りです。

3
1.周面摩擦抵抗が先行して発揮され、杭の沈下が増加すると先端抵抗が発揮さ
 れます。
2.記述のとおりです。
3.記述のとおりです。
 建築物基礎構造設計指針より、地下水位の高い敷地に計画する低層建築物に
 地下室を設ける場合は、浮力が大きく建築物の重量が小さい建築物を支持す
 る杭の引抜き抵抗力の検討が必要となります。
4.記述のとおりです。
 平成13年国交告第1113号より、杭先端付近の地盤の平均N値は60を超えると
 きは60とします。

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