一級建築士の過去問
平成29年(2017年)
学科4(構造) 問92
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
一級建築士試験 平成29年(2017年) 学科4(構造) 問92 (訂正依頼・報告はこちら)
建築構造に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- プレストレストコンクリート構造におけるプレテンション方式は、PC鋼材を緊張した状態でその周りに直接コンクリートを打設し、コンクリートが所定の強度に達した後に緊張端の張力を解放して、PC鋼材とコンクリートとの付着によりプレストレスを導入するものである。
- 制振構造には、特定の層を柔らかく設計して、その層にダンパーを設置し、建築物に入力された地震エネルギーを効果的に吸収させる方法もある。
- 免震構造は、規模や用途にかかわらず、戸建て住宅や超高層建築物等、幅広く適用することが可能である。
- 壁式鉄筋コンクリート構造は、一般に、軒高が20mの地上6階建ての建築物においても採用することができる。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
2.記述のとおりです。
3.記述のとおりです。
4.平成13年国交告第1026号より
壁式鉄筋コンクリート造の建築物は、地階を除く階数が5以下で、かつ軒高
は20m以下とします。
参考になった数13
この解説の修正を提案する
02
設問の通りです。
なお、ポストテンション方式は予め埋め込んだPC鋼線にコンクリート打設後緊張力を与える工法です。
2.[正]
特定の層を柔らかくし、変形を集中させ、更にその層にダンパーを設置しエネルギーを吸収させることができます。
3.[正]
免震装置は建物規模に応じて様々なものがあり、幅広く適用することが可能となります。
4.[誤]
壁式鉄筋コンクリート造建物は地上階数5以下かつ軒高20m以下とする必要があります。
参考になった数8
この解説の修正を提案する
03
プレテンション方式は、PC鋼材をあらかじめ(Pre)緊張(tension)してお
き、コンクリート硬化後にプレストレスを導入したものです。ポストテン
ションとは違い、工場でのみ製作可能なため、製作サイズの制約がありま
す。
2. 設問の通り
3. 設問の通り
現在では免震技術の適用範囲が広がり、平屋建てから超高層建築物、複雑
な建築物まで適用することが可能です。
4. 誤り
壁式鉄筋コンクリート造の建築物は、一般には地階を除く階数が5以下、
かつ軒高は20m以下とします。
(国交告第1026号1項一号)
参考になった数8
この解説の修正を提案する
前の問題(問91)へ
平成29年(2017年)問題一覧
次の問題(問93)へ