一級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科2(環境・設備) 問24

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問題

一級建築士試験 平成30年(2018年) 学科2(環境・設備) 問24 (訂正依頼・報告はこちら)

伝熱に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 室の断熱性能を高めることにより、一般に、室温と室内表面温度との差を小さくすることができ、室内の上下の温度差も小さくすることができる。
  • 日射を受ける外壁面に対する相当外気温度(SAT)は、その面における日射吸収量、風速等の影響を受ける。
  • 窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合である。
  • 同種の発泡系の断熱材で空隙率が同じ場合、熱伝導率は、一般に、断熱材内部の気泡寸法が大きいものほど大きくなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

不適当なものは「窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合である。」です。

選択肢1. 室の断熱性能を高めることにより、一般に、室温と室内表面温度との差を小さくすることができ、室内の上下の温度差も小さくすることができる。

設問通りです。

選択肢2. 日射を受ける外壁面に対する相当外気温度(SAT)は、その面における日射吸収量、風速等の影響を受ける。

設問通りです。

選択肢3. 窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合である。

日射熱取得率(日射侵入率)は、「窓ガラスから直接入射した日射量のうち窓ガラスを通過した日射量」と「一度ガラス内部に吸収されて室内に放出される熱量」を合計したものを、窓ガラスの外側に入射した日射量で割ったものです。

選択肢4. 同種の発泡系の断熱材で空隙率が同じ場合、熱伝導率は、一般に、断熱材内部の気泡寸法が大きいものほど大きくなる。

設問通りです。

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02

不適当なものは「窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合である。」です。

選択肢1. 室の断熱性能を高めることにより、一般に、室温と室内表面温度との差を小さくすることができ、室内の上下の温度差も小さくすることができる。

正しい→記述の通りです。

選択肢2. 日射を受ける外壁面に対する相当外気温度(SAT)は、その面における日射吸収量、風速等の影響を受ける。

正しい→記述の通りです。

選択肢3. 窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合である。

誤り→日射熱取得率は「ガラスに入射した日射量」に対する、「ガラスを透過した日射量」と「ガラスが吸収し室内側へ再放射される熱量」の合計の割合となります。

選択肢4. 同種の発泡系の断熱材で空隙率が同じ場合、熱伝導率は、一般に、断熱材内部の気泡寸法が大きいものほど大きくなる。

正しい→記述の通りです。

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03

不適当なものは「窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合である。」です。

選択肢1. 室の断熱性能を高めることにより、一般に、室温と室内表面温度との差を小さくすることができ、室内の上下の温度差も小さくすることができる。

正しい。設問の通りです。

選択肢2. 日射を受ける外壁面に対する相当外気温度(SAT)は、その面における日射吸収量、風速等の影響を受ける。

正しい。設問の通りです。

選択肢3. 窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、「ガラスに入射した日射量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合である。

誤り。日射取得率とは、「ガラスに入斜した日射量」と「ガラスに吸収後、室内側に放出される熱量」に対する「ガラスを透過した日射量」の割合です。

選択肢4. 同種の発泡系の断熱材で空隙率が同じ場合、熱伝導率は、一般に、断熱材内部の気泡寸法が大きいものほど大きくなる。

正しい。設問の通りです。

参考になった数7