一級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科2(環境・設備) 問38

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問題

一級建築士試験 平成30年(2018年) 学科2(環境・設備) 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 閉鎖型スプリンクラーヘッドの種別について、感度種別が1種で、かつ、有効散水半径が2.6m以上であるものは「高感度型」に分類される。
  • 自動火災報知設備において、差動式熱感知器は、一般に、厨房、ボイラー室又はサウナ室に設置する。
  • 非常用の照明装置は、常温下で床面において水平面照度で1lx(蛍光灯又はLEDランプを用いる場合には2lx)以上を確保する。
  • 排煙設備の排煙口は、原則として、防煙区画のそれぞれについて、当該防煙区画部分の各部分から排煙口のいずれかに至る水平距離が30m以下となるように設ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

1. 正しい。設問の通りです。
2. 誤り。厨房、ボイラー室又はサウナ室には、周囲の温度が一定以上になった際に作動する定温式熱感知器を設置します。なお、差動式熱感知器は、その周囲の温度の上昇率が一定値以上になった場合に作動するものです。
3. 正しい。設問の通りです。
4. 正しい。設問の通りです。

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02

この問題は、防災設備に関する問題です。

建築基準法や消防法に規定される内容が出題されることが多いため、法規と絡めて学習するようにしましょう。

選択肢1. 閉鎖型スプリンクラーヘッドの種別について、感度種別が1種で、かつ、有効散水半径が2.6m以上であるものは「高感度型」に分類される。

正しいです。

閉鎖型のスプリンクラーヘッドについて、感度種別が1種で有効散水半径が2.6m以上のものは「高感度型」に分類されます。

選択肢2. 自動火災報知設備において、差動式熱感知器は、一般に、厨房、ボイラー室又はサウナ室に設置する。

誤りです。

自動火災報知設備について、差動式熱感知器とは、周囲の温度が一定の温度上昇率以上になった場合に作動するもので、居室に設置されます。

定温式熱感知器とは、一定の温度で作動するもので、厨房、ボイラー室、サウナ室等、火を使用する室に設置されます。

選択肢3. 非常用の照明装置は、常温下で床面において水平面照度で1lx(蛍光灯又はLEDランプを用いる場合には2lx)以上を確保する。

正しいです。

非常用の照明装置の明るさは、床面で1lx(蛍光灯又はLEDランプを用いる場合には2lx)以上を確保する必要があります。

選択肢4. 排煙設備の排煙口は、原則として、防煙区画のそれぞれについて、当該防煙区画部分の各部分から排煙口のいずれかに至る水平距離が30m以下となるように設ける。

正しいです。

排煙設備の排煙口は、防煙区画の各部分から排煙口までの水平距離を30m以下となるように設けなければなりません。

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03

1.設問通りです。
2.自動火災報知設備のうち「差動式熱感知器」は、その機器の周囲の温度が一定の温度上昇率以上を感知した場合に作動する感知器で、一般居室に設置します。
3.設問通りです。
4.設問通りです。

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