一級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科2(環境・設備) 問37

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問題

一級建築士試験 平成30年(2018年) 学科2(環境・設備) 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

発電設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • デュアルフュエルタイプの発電機に用いる燃料は、通常時にはガスを用い、災害時等にガスの供給が停止した場合には重油等を用いることができる。
  • 屋内に設置する発電機用の燃料槽は、消防法の規定による指定数量以上の燃料を備蓄する場合、屋内貯蔵所等として規制を受ける。
  • 燃料電池設備は、消防法の規定に適合する場合、消防用設備等の非常電源として用いることができる。
  • コージェネレーションシステムに使用される発電機の発電効率は、一般に、ガスエンジンに比べてガスタービンのほうが高い。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.設問通りです。
2.設問通りです。
3.設問通りです。
4.コージェネレーションシステムは熱源から電力と熱を生産し供給するシステムの総称です。
一般にガスタービン式の発電効率は20~35%、ガスエンジン式の発電効率は30~40%です。
よってガスタービンのほうが発電効率は低いです。

参考になった数21

02

この問題は発電機設備に関する問題です。

コージェネレーションシステムに関する問題の出題率が高いため、しっかり理解しておきましょう。

選択肢1. デュアルフュエルタイプの発電機に用いる燃料は、通常時にはガスを用い、災害時等にガスの供給が停止した場合には重油等を用いることができる。

正しいです。

デュアルフュエルタイプの発電機とは、2種類の燃料を使用して発電することができる発電機のことです。

片方の燃料の供給がストップしても、もう片方の燃料により運転を続けることが可能です。

選択肢2. 屋内に設置する発電機用の燃料槽は、消防法の規定による指定数量以上の燃料を備蓄する場合、屋内貯蔵所等として規制を受ける。

正しいです。

発電機用の燃料は危険物であり、指定数量以上の燃料を備蓄する場合は、消防法による規制を受ける場合があります。

選択肢3. 燃料電池設備は、消防法の規定に適合する場合、消防用設備等の非常電源として用いることができる。

正しいです。

非常電源の種類は、非常電源専用受電設備、自家発電設備、蓄電池設備、燃料電池設備の4種類があり、燃料電池設備は消防法の規定に適合する場合、消防用設備等の非常電源として、用いることが可能です。

選択肢4. コージェネレーションシステムに使用される発電機の発電効率は、一般に、ガスエンジンに比べてガスタービンのほうが高い。

誤りです。

ガスタービンの発電効率は25%~35%、ガスエンジンの発電効率は30%~40%であるため、ガスエンジンに比べてガスタービンの方が、発電効率が低いです。

参考になった数12

03

1. 正しい。設問の通りです。
2. 正しい。設問の通りです。
3. 正しい。設問の通りです。
4. 誤り。ガスエンジンはガスタービンよりも発電効率が高いです。

参考になった数4