一級建築士の過去問
平成30年(2018年)
学科5(施工) 問116

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問題

一級建築士試験 平成30年(2018年) 学科5(施工) 問116 (訂正依頼・報告はこちら)

防水工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • アスファルト防水工事において、コンクリート下地の乾燥状態については、高周波水分計で測定するとともに、コンクリート打込み後の経過日数により判断した。
  • アスファルト防水工事において、平場部の防水層の保護コンクリートに設ける伸縮調整目地の割付けについては、パラペット等の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横の間隔を5m程度とした。
  • シーリング工事において、外部に面するシーリング材の施工に先立ち行う接着性試験については、特記がなかったので、簡易接着性試験とした。
  • シーリング工事において、2成分形シーリング材については、1組の作業班が1日に行った施工箇所を1ロットとして、ロットごとにサンプルを別に作製し硬化の過程や硬化状態を確認した。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は2です。

1:設問通りです
高周波水分計は木材の含水率の測定にも使用されます。

2:中間部は縦横の間隔を5m程度、が誤りです。
成形伸縮調整目地材の割付けは縦横の間隔3m間隔、立ち上がりパラペット周辺際および塔屋などの立ち上がり際から600mm以内の位置とします。

3:設問通りです
外部に面するシーリング材は、施工に先立ち接着性試験を行いますが、特記がなければ簡易接着性試験とします。

4:設問通りです
1成分形とはあらかじめ供する状態に調製されているシーリング材のことを指します。
2成分形とは施工直前に基材と硬化剤を調合し、練り混ぜて使用するシーリング材のことを指します。

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02

正解は2です。

1.設問の通りです。

コンクリート下地の乾燥状態は、下記の方法によって判断します。

・高周波水分計による下地水分の測定

・下地をビニルシートやルーフィングなどで覆い、一昼夜後の結露の状態

・目視による乾燥状態の確認

2.設問の記述は誤りです。

保護コンクリートには、3m程度ごとに伸縮目地を設けます。パラペット、塔屋などの立上り際から0.6m以内の位置にも伸縮目地を設けます。

3.設問の通りです。

外部に面するシーリング材は、施工に先立ち接着性試験を行いますが、特記がなければ簡易接着性試験とします。

4.設問の通りです。

2成分形シーリング材を用いる場合、充填されたシーリング材の硬化の過程、硬化状態を確認するために、各ロットごとにサンプリングを行います。サンプリングの採取方法は1組の作業班が1日に行った施工箇所を1ロットとします。

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03

1. 設問の通り

2. 誤り
  伸縮調整目地の割付けについては、パラペット等の立上がり部の仕上り面
  から600㎜、中間部は縦横の間隔を[3m]程度とします。

3. 設問の通り
  特記がない場合、シーリング材の接着性試験については、[簡易接着性試
  験]とします。

4. 設問の通り

参考になった数4