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一級建築士の過去問 平成30年(2018年) 学科5(施工) 問122

問題

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鉄筋コンクリート造の耐震改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
既存コンクリートの圧縮強度試験について、コアを壁厚の小さい部位から採取することになり、コア供試体の高さ(h)と直径(d)との比(h/d)が1.5となったので、h/dの数値に応じた補正係数を乗じて、直径の2倍の高さをもつ供試体の強度に換算した。
   2 .
鉄骨枠付きブレースのスタッド溶接完了後の外観試験において、溶接後の仕上り高さと傾きの試験については、スタッドの種類及びスタッド溶接される部材が異なるごと、かつ、100本ごと及びその端数を試験ロットとし、各ロットの1本以上について抜取試験を行った。
   3 .
既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震補強のための鉄骨枠付きブレースの設置工事において、鉄骨枠内に使用するグラウト材の品質管理における圧縮強度試験については、供試体の材齢を3日及び28日として管理を行った。
   4 .
鉄筋コンクリート造の新設耐震壁の増設工事において、本体打込み式の改良型の金属系アンカーを使用するに当たり、ドリルで穿孔する穿孔深さについては、有効埋込み深さと同じ深さとした。
( 一級建築士試験 平成30年(2018年) 学科5(施工) 問122 )
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この過去問の解説 (3件)

14
1. 設問の通り
  コア供試体のh/dが1.9より小さい場合、h/dの値に応じた補正係数を乗じ
  て、直径の2倍の高さをもつ供試体の強度に換算します。

2. 設問の通り
  スタッド溶接後の試験は、①〜③ごとに試験ロットを構成し、1ロットに
  つき1本以上抜き取ります。
  ①スタッドの種類ごと
  ②スタッド溶接される部材が異なるごと
  ③100本ごと及びその端数

3. 設問の通り
  グラウト材は無収縮グラウト材とし、圧縮強度試験において、[材齢3日:
  25N/㎟以上]、[材齢28日:45N/㎟以上]であることを確かめます。

4. 誤り
  穿孔深さは、使用するアンカーに規定されている深さを確保します。有効
  埋込深さで穿孔すると、必要な埋込み深さより浅くなってしまうため、設
  問の記述は誤りです。

付箋メモを残すことが出来ます。
10
正解は4です。

1:設問通りです
通常、コアは直径100mmとしますが50mm以上でもよいとされています。その際、h/dが2.0を下回る場合は所定の補正値をかけて直径の2倍の高さをもつ供試体の強度に換算し、圧縮強度の計算を行います。

2:設問通りです
外観検査では主に
・規定仕上がり高さの±2 mm以内であること
・傾きの限界許容差が5°以内であること
を確認します。

3:設問通りです
グラウト材とは施工時に隙間に注入する材料の総称です。
グラウト材の圧縮強度試験の供試体の材齢は3日、7日、28日とし、養生は現場封かん養生とします。

4:有効埋込み深さと同じ深さとした、が誤りです。
有効埋込み深さで穿孔すると、必要な埋め込み深さより浅くなってしまいます。
したがって、改良型金属系アンカーの製造者より規定されている埋め込み深さを確認し施工する。

7

正解は4です。

1.設問の通りです。

コア供試体の採取において、壁や床などの部材で十分な寸法が確保できず、コア供試体の高さが、その直径の2倍より小さくなる場合は、試験で得られる圧縮強度は大きく測定されるので、試験で得られた圧縮強度に補正係数を乗じて直径の2倍の高さをもつ供試体の強度に換算します。

2.設問の通りです。

スタッド溶接完了後の仕上がり高さおよび傾きの試験は下記によります。

・試験は抜取りとし、1ロットにつき1本以上抜取る

・ロットの大きさは、100本およびその端数とする。また、ロットは、スタッドの種類ごとおよび溶接される部材ごとに構成する。

・仕上がり高さおよび傾きは、測定器具を用いて計測する

・試験したスタッドが合格の場合は、そのロットを合格とする

・試験したスタッドが不合格の場合は、同一ロットから更に2本のスタッドを試験し、2本とも合格した場合は、そのロットを合格とする。それ以外の場合は、ロットの全てのスタッドを試験する

3.設問の通りです。

グラウト材の圧縮強度試験の供試体の材齢は、3日および28日とし、養生は現場封かん養生とします。

4.設問の記述は誤りです。

設計では、有効埋込み深さで示すことが一般的ですが、有効埋込深さで穿孔すると、必要な埋込み深さより浅くなります。したがって、使用するアンカーに規定されている埋込み深さを確認します。

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