一級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科4(構造) 問76
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あん摩マッサージ指圧師
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ビル管理技術者(建築物環境衛生管理技術者)
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この過去問の解説 (3件)
01
以下に用語の説明を記載します。
・不安定構造...少しの力で構造物の形状が崩れるか抵抗もなく動いてしまう構造
・安定構造...少しの力では構造物の変形は微小で釣りあうもの
・静定構造...安定構造のうち力のつり合い条件で反力、応力を求めることができるもの
・不静定構造...安定構造のうち力の条件に加え変形も考慮する必要があるもの
これらの構造の判定に以下の式が用いられます。
m=(n+s+r)-2k
m:不静定次数
n:反力数
s:部材数
r:剛接合数(剛接節点に集まる部材数から1引いた数)
k:節点数
判定は以下のようになります。
m=0:安定・静定
m>0:安定・不静定
m<0:不安定
1.m=(3+4+0)-2×4=-1<0 →不安定
2.m=(5+4+0)-2×4=1>0 →安定・不静定
3.m=(4+4+0)-2×4=0 →安定・静定
4.m=(6+4+1)-2×5=1>0 →安定・不静定
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02
構造物の性質を分類すると、安定か不安定かに分けられ、安定構造である場合、静定か不静定かに分けられます。不安定構造物の場合、外的な力が加わると動き出してしまったり、大きな変形を起こして倒れたりしてしまいます。このような構造物は設計してはいけません。
建築物のほとんどが、不静定構造物です。
静定構造であるとき、力の釣り合いだけで反力や応力を求めることができます。
一方、不静定構造では、簡単な四則演算では解くことはできません。
ここでは、構造物の判別式を使います。
不静定次数をmとして、
m=n+s+r-2k (n:反力数の総和、s:部材数、r:剛接部材数、k:接点数と支点数の総和)
より、m<0のとき不安定、m=0のとき安定、m>0のとき安定で不静定
となります。
また、nにおいては、ローラー支点のときn=1、ピン支点のときn=2、固定支点のときn=3
となります。
以上から、設問を見ていくと、
1. m=3+4+0-2×4=-1<0 より、不安定
2. m=5+4+0-2×4=1>0 より、不静定
3. m=4+4+0-2×4=0 より、静定
4. m=6+4+1-2×5=1>0 より、不静定
よって、静定構造は3となります。
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03
m=(n+s+r)-2k
nは反力数、sは部材数、rは剛接合数(剛接節点に集まる部材数から1引いた数)です。
m=0は安定・静定、m>0は安定・不静定、m<0は不安定構造となります。
1.m=3+4+0-2×4=-1(不安定)
2.m=5+4+0-2×4=1(不静定)
3.m=4+4+0-2×4=0(静定)
4.m=6+4+1-2×5=1(不静定)
よって静定構造は3の架構となります。
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