一級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科5(施工) 問103
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問題
一級建築士試験 令和元年(2019年) 学科5(施工) 問103 (訂正依頼・報告はこちら)
材料管理及び品質管理に関する記述において、監理者が一般に行うものとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
- 工事現場に搬入した材料の検査において、立会い検査に合格した材料と同じ種別の材料については、以後の検査を、必要な証明書類により確認することとし、状況に応じて、抽出による立会い検査とした。
- 設計図書においてJIS又はJASによると指定された材料で、かつ、JIS又はJASのマーク表示があるものが使用されていたので、設計図書に定める品質及び性能を有することの証明となる書類等の確認を省略した。
- 鉄筋工事に用いる鉄筋については、有害な曲がりや損傷のあるものは使用せず、設計図書に従い、寸法及び形状に合わせて常温で加工し、組立てを行っていることを確認した。
- セメントミルク工法による既製コンクリート杭工事において、「アースオーガーの掘削深さ」、「アースオーガーの駆動用電動機の電流値又は積分電流値」等から行う支持地盤の確認については、施工する本杭のうち、工事施工者が過半の杭について行っていることを確認した。
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は4です
1:設問通りです
公共建築工事標準仕様書(H31)p.11に即しております。
2:設問通りです
日本産業規格(JIS)、日本農林規格(JAS)の表示やその他規格証明が添付されている材料はその品質、性能を有するものとみなし、材料の試験は省略することができます。
3:設問通りです
鉄筋の切断・曲げなどの加工作業は冷間(常温)で行います。
4:「過半の杭」が誤りです。
公共建築工事標準仕様書(H31)p.23より「全ての本杭」について確認を行う必要があります。
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02
材料管理及び品質管理に関する問題です。
それぞれの材料の特徴や管理方法をしっかり理解しましょう。
正しいです。
材料の検査において立ち合い検査に合格した材料と同じ種別の材料については、以後の検査を、必要な証明書類により確認することとし、状況に応じて抽出検査とすればよいとされています。
正しいです。
JIS又はJASのマーク表示のある材料が使用されている場合、設計図書に定める品質及び性能を有する材料として取り扱うことができ、証明書等の確認や試験は省略することができます。
正しいです。
鉄筋工事に使用する鉄筋には有害な損傷や曲がりのあるものは使用せず、切断や・曲げ等の加工作業は、常温で行うことを原則とします。
誤りです。
セメントミルク工法におけるコンクリート杭工事においては、全杭について、「アースオーガーの掘削深さ」や「アースオーガーの駆動用電動機の電流値又は積分電流値」等から行う支持層の確認を実施します。
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03
2.正しい記述です。
3.正しい記述です。
4.支持地盤の確認については、施工する本杭全てで確認する必要があります。
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