一級建築士の過去問
令和元年(2019年)
学科5(施工) 問111
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問題
一級建築士試験 令和元年(2019年) 学科5(施工) 問111 (訂正依頼・報告はこちら)
図に示すコンクリート工事におけるフレッシュコンクリートの現場受入れ時の品質検査に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、設計図書において、コンクリートは普通コンクリートとし、調合管理強度は27N/mm2、スランプは18cmと指定されているものとする。また、「寒中コンクリート」には該当しないものとする。
- スランプ試験の結果は、合格であると判断した。
- 空気量試験の結果は、合格であると判断した。
- コンクリートの温度測定試験の結果は、合格であると判断した。
- コンクリートの塩化物含有量試験の結果は、合格であると判断した。
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この過去問の解説 (3件)
01
コンクリートの調合について設問の条件の場合の基準値を以下に示します。
・調合管理強度が33N/mm²未満の場合、スランプは21cm以下とします。
・スランプの許容差はスランプが8~18cmでは±2.5cmとします。
・空気量は普通コンクリートの場合、4.5±1.5%とします。
・塩化物含有量は0.30kg/m³以下とします。
・寒中ではない(暑中・水密・水中等)コンクリートの荷下ろし時のコンクリート温度は35℃以下とします。
以上を満たしていないのは2です。
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02
2.普通コンクリートの空気量は特記がない場合、4.5%±1.5%とします。
3.正しい記述です。
4.正しい記述です。
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03
この問題はコンクリート工事に関する問題です。
実務により近い問題となりますので、インプットしたことをしっかりアウトプットできるよう訓練しましょう。
適当です。
普通コンクリートのスランプが18cmと指定されている場合、許容差は±2.5cmです。
よって、スランプは15.5cm~20.5cmであれば合格となります。
不適当です。
普通コンクリートの空気量の標準値は4.5%、許容差は±1.5%です。
よって、空気量は3%~6%であれば合格となります。
適当です。
コンクリートの荷卸し温度は、寒中コンクリートの場合は10℃~20℃、それ以外のコンクリートの場合は35℃以下又は30℃以下とします。
よって、寒中コンクリートに該当しない場合、荷卸し温度30℃は合格となります。
適当です。
コンクリートの塩化物含有量(塩化物イオン量)は原則0.30kg/㎥以下とします。
よって、0.25kg/㎥は合格となります。
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