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一級建築士の過去問 令和元年(2019年) 学科5(施工) 問112

問題

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プレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
プレキャスト部材の組立精度の検査においては、特記がなかったので、柱・壁の垂直部材と梁・床の水平部材とも、組立て作業中の仮固定完了後、次のプレキャスト部材が組み立てられる前に、全数について、それぞれ ±5mmを判定基準として行った。
   2 .
工事現場において、バルコニー付きの床のプレキャスト部材を平置きで仮置きするので、ひび割れや変形等が生じないように、台木の位置を、組立て後にプレキャスト部材が支持される位置からできるだけ離した。
   3 .
プレキャスト部材の製造工場における製品検査において、外壁のプレキャスト部材の屋外に面する部分に、幅0.10mm以下のひび割れがあったが、外壁の性能上支障がないと判断し、プレキャスト部材製造要領書に従って、初期補修用プレミックスポリマーセメントペーストによる補修を行ったうえで合格とした。
   4 .
プレキャスト部材の製造に当たり、脱型時に表面温度が高いプレキャスト部材においては、表面部の温度が外気温と同程度となるまで水密シートによる養生を行った。
( 一級建築士試験 令和元年(2019年) 学科5(施工) 問112 )
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この過去問の解説 (3件)

14
正解は2です。

1:設問通りです
プレキャスト部材の組立精度の検査は組み立て後、全数行います。基準墨やテープ、スケール、レベルなどを用いて建込位置、傾き、天端高さを計測します。

2:
仮置きする場合、部材の形状や重心を考慮し、部材に有害なひび割れ、破損などが起きないようにする必要があります。
仮置きの台木の支持点が部材支持点から離してしまう場合、部材支持点から台木支持点の間で部材曲げが生じる可能性がありますので誤りです。

3:設問通りです
ひび割れ幅が0.3mmまでは状況に応じた補修方法を行いますが、0.3mmを超えたひび割れが部材全体にはいっている場合には部材を破棄します。

4:設問通りです
脱型後はシートによる被覆、散水・噴霧等によって湿潤養生を行います。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
1.正しい記述です。

2.プレキャスト部材が支持される位置から離れると、曲げ応力が大きくなるため支持される位置に台木を設置します。

3.正しい記述です。

4.正しい記述です。

1

この問題はプレキャスト鉄筋コンクリート工事に関する問題です。

プレキャストとはあらかじめ(プレ)鉄筋を組みコンクリートを打ち込んだ(キャスト)製品という意味です。

通常のコンクリート工事との違いをしっかり理解しましょう。

選択肢1. プレキャスト部材の組立精度の検査においては、特記がなかったので、柱・壁の垂直部材と梁・床の水平部材とも、組立て作業中の仮固定完了後、次のプレキャスト部材が組み立てられる前に、全数について、それぞれ ±5mmを判定基準として行った。

正しいです。

プレキャスト部材の組立検査の判定基準は、柱・壁の垂直部材と梁・床の水平部材に分類し、検査を全数行いそれぞれ±5mmと以下とします。

選択肢2. 工事現場において、バルコニー付きの床のプレキャスト部材を平置きで仮置きするので、ひび割れや変形等が生じないように、台木の位置を、組立て後にプレキャスト部材が支持される位置からできるだけ離した。

誤りです。

床のプレキャストの部材の平置きでの仮置きについて、台木の位置は部材に余計な垂直荷重やせん断力、曲げ応力がかからないように、組立後にプレキャスト部材が支持される位置と同一の位置とすることが望ましいです。

選択肢3. プレキャスト部材の製造工場における製品検査において、外壁のプレキャスト部材の屋外に面する部分に、幅0.10mm以下のひび割れがあったが、外壁の性能上支障がないと判断し、プレキャスト部材製造要領書に従って、初期補修用プレミックスポリマーセメントペーストによる補修を行ったうえで合格とした。

正しいです。

外壁のプレキャスト部材の屋外に面する部分で幅0.10mm以下のひび割れについては、初期補修用プレミックスポリマーセメントペースト又はパテ状エポキシ樹脂で補修します。

選択肢4. プレキャスト部材の製造に当たり、脱型時に表面温度が高いプレキャスト部材においては、表面部の温度が外気温と同程度となるまで水密シートによる養生を行った。

正しいです。

プレキャスト部材の製造において、脱型時の表面温度が高い部材は表面の温度が外気温と同程度となるまで水密シートにより養生を行うことが望ましいです。

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