一級建築士の過去問
令和2年(2020年)
学科1(計画) 問8

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

一級建築士試験 令和2年(2020年) 学科1(計画) 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

建築物等の各部の寸法等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 公共体育館の計画において、成人用バスケットボールコートを二面配置するため、床面の内法寸法を、40 m × 50 m とした。
  • 屋内の公式試合用の硬式テニスコートについて、ネット上部の天井高を、13 m とした。
  • 競技場の観客席の固定座席の計画において、座席の幅( 1 人分の間口)を 45 cm とし、前後間隔(椅子の背の間隔)を 85 cm とした。
  • 屋内駐車場の計画において、一方通行の小型自動車の車路のうち、車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられている場所で、歩行者の通行の用に供しない部分の幅員を、2.5 m とした。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

1.〇
競技室の最小規模はバスケットボールの競技ができる広さを基準とし、バスケットボールを2面配置するには34m×41m程度必要となります。

2.〇
屋内の天井高さについて、バレーボール:12.5m以上、屋内テニス:12m以上、武道場:4.5m以上となります。

3.〇
1席当たりの幅は50㎝程度、奥行き90~100程度となります。

4.×
屋内駐車場の計画において、歩行者の通行の用に使用しない部分の幅員は、2.75m以上必要となります。

参考になった数30

02

1 [正]
設問の通りです。
公式試合を行うバスケットコートを2配置するには周囲3m・コート相互間5mの保有空間が必要であるため、床面の内法寸法は34m×41m程度必要となります。(コート自体の寸法は15m×28mです)
ゆえに内法寸法40m×50mは適当な計画です。

2 [正]
設問の通りです。
屋内の公式試合用テニスコートの天井高は、ネットの真上で12.2m以上・コート後方の壁部で4.9m以上とする。
ゆえにネット部の天井高13mは適当な計画です。

3 [正]
設問の通りです。
固定座席は座席各列のいす背(前後)の間隔は80cm以上・1席当たりの占有幅(左右間隔)は45cm以上となります。
ゆえに背の間隔85cm・幅45cmは適当な計画です。

4 [誤]
駐車場法施行令(第8条2号イ)により、「一方通行の自動車の車路のうち、当該車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられており、かつ、歩行者の通行の用に供しない部分の幅員は2.75m以上とする」と定められています。

参考になった数18

03

1[正]
バスケットコートのサイズは15m×28mでコート周囲3m、コート間5m程度を確保します。従って40m×50mは適当な計画です。
2[正]
屋内テニスコートの高さはネットの真上で12.19m以上確保する必要があります。
3[正]
競技場の観客席の座席の幅は42cm以上、椅子の背の間隔は80cm以上とする必要があります。
4[誤]
駐車場法施行令第8条2号イより、一方通行の自動車の車路のうち、当該車路に接して駐車料金の徴収施設が設けられており、かつ、歩行者の通行の用に供しない部分の幅員は2.75mとする必要があります。
設問では2.5mとありますので誤りです。

参考になった数7