一級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科2(環境・設備) 問36
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問題
一級建築士試験 令和3年(2021年) 学科2(環境・設備) 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
発電設備等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 非常電源専用受電設備は、商用電源が停電した場合、消防設備へ電力を供給できなくなるので、大規模な特定防火対象物における消防用設備等の非常電源とすることができない。
- 消防用設備等の非常電源として用いる自家発電設備で、蓄電池を使用しないものは、常用電源が停電してから電圧確立及び投入までの所要時間を40秒以内とする必要がある。
- デュアルフューエルシステムの発電機に用いる燃料は、通常時にはガスを用い、災害等によりガスの供給が停止した場合には重油等を用いることができる。
- 燃料電池設備は、気体燃料を用いるので、消防用設備等の非常電源とすることができない。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題では、発電設備について適切に覚える必要があります。
適当です。
非常電源専用受電設備は電力会社から電力を供給されているため非常時に使用できない可能性があり、消防用設備等の非常電源とすることはできません。
適当です。
蓄電池を使用しない自家発電設備は停電が起こってから電圧確立及び投入までの時間を40秒以内としなければなりません。
適当です。
デュアルフューエルシステムの発電機の燃料は、ガス燃料と液体燃料を切り替えることができます。
そのため通常時にはガスを用い、災害等によりガスの供給が停止した場合には重油等を用いることができます。
不適当です。
非常電源として下記の4種類使用することができます。
・燃料電池設備
・非常電源専用受電設備
・自家発電設備
・蓄電池設備
発電設備はイメージしづらい分野のため、1つ1つ整理して覚えることをオススメします。
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02
1.正しいです。
非常電源専用受電設備は、電力会社からの電源を非常電源とする方式であり、1000㎡以上の特定防火対象物では適用することできません。
2.正しいです。
自家発電設備は、常用電源が停電した場合、電圧確率及び投入までの所要時間を40秒以内としなければなりません。
3.正しいです。
デュアルフューエルシステムの燃料は通常時はガスを用いますが、停電等によりガス供給が不能となった場合は、重油等を用いることができます。
4.誤りです。
非常電源設備には、非常電源専用受電設備・自家発電設備・蓄電池設備・燃料電池設備の4種類があり、燃料電池設備は消防用設備の非常電源とすることができます。
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03
この問題は発電機設備や消防用設備等の知識を問われています。
正しいです。
非常電源専用受電設備は、電力会社から受電する電源を非常電源としています。基準に適合した受電設備は、消防設備の非常電源として使用できます。ただし、消火設備の設置が義務付けられている特定用途の防火対象物や一定規模以上の防火対象物では適用できず、非常用発電機等の設置が必要です。
正しいです。
蓄電池を使用しないものは、常用電源が停電してから電圧確立及び投入までの所要時間は、40秒以内であることが消防庁告示にて基準化されています。
正しいです。
デュアルフューエルシステムの発電機では、液体燃料(重油等)と気体燃料(ガス)の2種類を併用できる発電機です。
誤りです。
非常電源には消防法令上、非常電源専用受電設備、自家発電設備、蓄電池設備、燃料電池設備の4種類が定められています。
発電設備と消防用設備は関連して出題される傾向があるので、併せて理解を深めるようにしましょう。
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