一級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科2(環境・設備) 問37

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問題

一級建築士試験 令和3年(2021年) 学科2(環境・設備) 問37 (訂正依頼・報告はこちら)

照明率に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 配光が同じ照明器具においては、器具効率が高いほど照明率は高くなる。
  • 器具効率が同じ照明器具においては、配光の広がりが大きいほど照明率は高くなる。
  • 室の形状を示す室指数が同じであれば、室内反射率が高いほど照明率は高くなる。
  • 室内反射率が同じであれば、室の形状を示す室指数が大きいほど照明率は高くなる。

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この過去問の解説 (3件)

01

照明率とは、器具から出る全光束に対して、作業面上に入射する光束の割合をいいます。

照明率=(照度×面積)/(光束×保守率×台数)

そのほか、室指数や室内反射率に影響を受けます。

選択肢1. 配光が同じ照明器具においては、器具効率が高いほど照明率は高くなる。

正しいです。

器具効率が高いほど高い照度が得られます。

よって、照明率は高くなります。

選択肢2. 器具効率が同じ照明器具においては、配光の広がりが大きいほど照明率は高くなる。

誤りです。

配光の広がりが大きければ、器具からでた全光束に対して、作業面上に入射する光束の割合は低くなります。

よって照明率は低くなります。

選択肢3. 室の形状を示す室指数が同じであれば、室内反射率が高いほど照明率は高くなる。

正しいです。

天井や壁など室内の反射率が高いと、光源から出た光は反射され作業面に到達しやすくなります。

よって、室内反射率が高いほど照明率は高くなります。

選択肢4. 室内反射率が同じであれば、室の形状を示す室指数が大きいほど照明率は高くなる。

正しいです。

室指数とは、間口・奥行き・作業面からの光源の高さによって変わる指数です。一般的に天井が低い場合には室指数が大きく天井が高いと室指数は小さくなります。

室指数が大きい(天井が低い)→光源が近い→照明率が高くなる。

よって、室指数が大きいほど照明率は高くなります。

まとめ

照明率は、要点がわかれば比較的イメージが付きやすいかと思います。

光束法の計算問題も見られますので、公式も併せて覚えるようにしましょう。

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02

照明率とは、照明器具からの光エネルギーに対する、作業面に届く光エネルギーの割合です。

1.正しいです。

照明率は、器具効率が高いほど、高くなります。

2.誤りです。

照明率は、配光の広がりが大きいほど、低くなります。

3.正しいです。

照明率は、室内の反射率が大きいほど、高くなります。

4.正しいです。

照明率は、室指数が大きいほど、高くなります。

参考になった数10

03

この問題は照明率について適切に覚える必要があります。

選択肢1. 配光が同じ照明器具においては、器具効率が高いほど照明率は高くなる。

適当です。

配光が同じであれば、器具効率が高いほど照明率高くなります。

選択肢2. 器具効率が同じ照明器具においては、配光の広がりが大きいほど照明率は高くなる。

不適当です。

器具効率が同じであれば、配光の広がりが大きいほど照明率低くなります。

選択肢3. 室の形状を示す室指数が同じであれば、室内反射率が高いほど照明率は高くなる。

適当です。

室指数が同じであれば、室内反射率が高いほど照明率高くなります。

選択肢4. 室内反射率が同じであれば、室の形状を示す室指数が大きいほど照明率は高くなる。

適当です。

室内反射率が同じであれば、室指数が大きいほど照明率高くなります。

まとめ

文章で覚えるよりも理解して覚える方が記憶に残りやすい分野のため1つ1つ整理して覚えることをオススメします。

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