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一級建築士の過去問 令和3年(2021年) 学科4(構造) 問82

問題

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図に示す鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。ただし、図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする。
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( 一級建築士試験 令和3年(2021年) 学科4(構造) 問82 )
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この過去問の解説 (3件)

12

鉄筋コンクリート構造の配筋に関する問題です。

選択肢1.

  

鉄筋の継手は、ガス圧接、重ね接手のどちらでも部材応力、鉄筋応力の小さい箇所に設けます。

上端筋の場合、梁の両端から梁の長さの 1/4 の箇所を除いた、中央付近が、継手に好ましい範囲となります。

また、D35以上の鉄筋には重ね接手を使用しないことも覚えておきましょう。 

選択肢2.

  

最上階の梁筋の外柱の上端筋の定着は、鉄筋の余長部で定着長さを確保しなければなりません。

そのため、機械式定着具は使用できません。

選択肢3.

  

スラブの下端筋は、梁内で定着長さ(10dかつ150mm以上)を確保するか、通し配筋とします。

選択肢4.

 

柱材の短柱化を防止するため、柱と壁の間にスリットを設ける場合があります。

外力に対して変形を防止するために、防錆処理を施した鉄筋を設ける必要があります。

スリットにはロックウールなどを充填し、止水処理もします。

付箋メモを残すことが出来ます。
2

正解は「2」です。

1.正しい

鉄筋の継手は構造上、欠点になるおそれがあるため、

なるべく応力度の小さい位置に設ける必要があります。

梁の応力度が小さい場所とは、

上端なら、梁の中央付近

下端なら、梁端から梁せい分だけ空けて梁全長の1/4程度の範囲です。

(構造力学のM図をイメージするとわかりやすいです。)

なので1は正しいです。

2.誤り

最上階はスラブが薄く、また上に載る荷重も小さいため、

十分な定着が確保できていないと梁と柱が分離してしまうこともあります。

十分な定着を確保するため、最上階の梁と外柱の接合部では

水平部分の鉄筋は定着長さに含まず、

折り曲げた鉛直部分のみで定着長さを確保する必要があります。

2ではこの鉛直部分の定着長さが無いため、誤りです。

3.正しい

スラブの下端筋は10d以上かつ150mm以上の定着長さを確保する

必要がありますが、直線定着で問題ありません。

下端筋は「圧縮応力がかかる鉄筋」として定着長さを考えていますので、

「引張応力がかかる鉄筋」として考える上端筋より定着長さが短いです。

なので3は正しいです。

4.正しい

腰壁などの雑壁が柱と接続されていると、柱の剛性が高くなるとともに

地震などの応力が集中してしまいます。

それを避けるためにスリットを設けますが、柱と切り離された雑壁が

単体で倒れてしまうことがないように、鉄筋で柱と緩く接続します。

なので4は正しいです。

2

配筋のルールは多いので、難しいですよね。

1 正 中央部の引っ張り力が働かない側での継ぎ手なのでOKです。

2 誤 この場合は、上端筋を曲げて定着させます。

3、4 正 どちらも問題ないです。

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