一級建築士の過去問 令和3年(2021年) 学科5(施工) 問101
この過去問の解説 (3件)
1→適当です。
建築工事監理指針によります。
提出を受けるだけではなく承諾することにより、品質がきまり施工ができます。
2→適当です。
建築工事監理指針によります。
工事の品質に影響を及ぼさない工種を省略することができます。
3→不適当です。
JASS1によります。
選定は、監理者ではなく工事施工者が行うため、不適当です。
4→適当です。
建築工事監理指針によります。
特別の定めがないものについては、工事施工者の責任において決定できます。
一般的な設計図書に基づく施工計画に関する問題です。
「監理者の職務」は次の通りです。
①工事が設計図書等に合致しているかどうか確認する。
②説明図・詳細図を受注者へ交付する。
③施工計画の助言、施工図、材料、設備などの検討、承認をする。
④施工についての指摘、立会いをする。
⑤引き渡し時の立会いをする。
正
上述の「監理者の職務」の③に当てはまります。
正
上述の「監理者の職務」の③に当てはまります。
誤
こちらは頻繁に出題される設問です。
設計図書に選ぶべき専門工事業者の候補が記載されていない場合は、施工者の責任において選定します。
専門工事者の候補が記載されている場合は、施工者の責任において候補の中から選定します。
正
設問の通りです。
ただし、設計図書において指定された仮設物がある場合は、監理者の承認が必要です。
正解は「3」です。
1.正しい
施工計画書は、各工事の実際の施工に先立って施工者によって
作成される図書です。
記載内容のうち品質に関する部分は監理者の承認を受ける
必要があります。
工事監理者は実際に行われる施工が、
設計図書に記載された品質を満足できるようになっているか
(つまり、設計図書通りの施工ができているか)を確認する必要があります。
2.正しい
工事種別施工計画書は個別の工事に対して工種ごとに作成しなければ
ならない書類です。
しかし品質に影響のない工種や、小規模で手順が標準化されている工事など
については、作成を省略することが可能になります。
3.誤り
設計図書に選ぶべき専門工事業者の記載がない場合、
施工者の責任で専門工事業者を選定することができます。
監理者の責任ではありません。
なお、設計図書に専門工事業者の候補が記載されている場合は、
必ずその候補の中から専門工事業者を選定する必要があります。
4.正しい
仮設計画や工法の選択といった、工事の品質ではなく
工事を完成させる方法については
施工者の責任において決定する項目となります。
実際にこれらの項目はコスト差が大きく、
施工者の力量が試される分野でもあります。
なお、これらについても
設計図書に特別の記載がある場合はそちらに従います。
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