一級建築士の過去問
令和3年(2021年)
学科5(施工) 問123

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問題

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この過去問の解説 (3件)

01

1→適当です。

建築改修工事監理指針によります。

ハンドブレーカー等は質量15kg未満のものを標準としています。

2→適当です。

建築改修工事標準仕様書によります。

ポリマーセメントモルタルで、勾配1/2程度に仕上げます。

3→不適当です。

公共建築改修工事標準仕様書によります。

既存枠への新規建具の取付けについては小ねじ留めとし、留め付けについては、端部を100mm、中間部の間隔を400mm以下とします。

設問では中間部の間隔が「500mm」とあるため誤りです。

4→適当です。

建築改修工事監理指針によります。

再利用する既存の埋込みインサートについては、工事の当該階の3箇所程度、400Nの荷重による吊りボルトの引抜き試験を行い、問題がなければ再利用可能です。

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02

複数の改修工事の問題です。

数値がたくさん出てきますので、整理して覚えてください。

基礎的なことは完璧にしておいてください。

選択肢1. 防水改修工事において、既存保護コンクリートの撤去は、躯体や仕上げ材に損傷を与えないように、質量10kgのハンドブレーカーを使用した。

防水改修工事では、既存の保護層や防水層の撤去が必要かどうかを判断します。

撤去する際には取り合い部の仕上げや他の構造体に影響が出ないように考慮じます。

ハンドブレーカーを使用する場合は、質量15kg未満の機器とします。

選択肢2. 防水改修工事におけるルーフドレン回りの処理に当たって、防水層及び保護層の撤去端部は、既存の防水層や保護層を含め、ポリマーセメントモルタルで、1/2程度の勾配に仕上げた。

設問の通り、既存の防水層や保護層を含め、ポリマーセメントモルタルで、勾配1/2程度に仕上げます。

選択肢3. かぶせ工法によるアルミニウム製建具の改修工事において、既存枠への新規建具の取付けについては小ねじ留めとし、留め付けについては、端部を100mm、中間部の間隔を500mmとした。

かぶせ工法とは、既存の建具の外周枠に金属製の建具を新たに取り付ける工法であり、原則として小ねじ留めで行います。

端部は100mm以下、中間部は400mm以下とします。

選択肢4. 内装改修工事において、特定天井の天井下地に該当しない軽量鉄骨天井下地(吊りボルト受け等の間隔が900mm程度以下かつ天井面構成部材等の単位面積当たりの質量が20kg/m2以内)を新設するに当たって、再利用する既存の埋込みインサートについては、特記がなかったので、工事の当該階の3箇所に対してそれぞれ400Nの荷重による吊りボルトの引抜き試験を行った。

再利用する既存の埋込みインサートについては、400Nの荷重による吊りボルトの引抜き試験を行い、問題がなければ再利用可能です。試験箇所は工事の当該階の3箇所程度となります。

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03

正解は「3」です。

1.正しい

防水層の改修においては既存の保護層や防水層を

撤去するか非撤去とするかのいずれの方法もありますが、

既存の各層を撤去する際には取り合い部の仕上げや

他の構造体に影響が出ないように考慮する必要があります。

ハンドブレーカーを使用する場合は、質量15kg未満の機器とします。

2.正しい

既存の防水層を撤去する際の端部は、

既存の防水層や保護層を含めポリマーセメントモルタルで

勾配1/2程度に仕上げます。

3.誤り

建具のかぶせ工法とは、既存の建具の外周枠のみを残して

その上から金属製の建具を新たに取り付ける工法であり、

原則として小ネジ留めで行います。

また小ねじの間隔が広くなりすぎないよう、

端部は100mm以下、中間部は400mm以下とします。

従って、500mmでは広すぎます。

4.正しい

天井の改修工事に当たり既存の埋め込みインサートを利用する場合は、

吊りボルトが十分に強度を保つことができるか確認試験を行います。

吊りボルト受けの間隔が900mm程度以下かつ

天井面の質量が20kg/m2以内の場合、確認強度は400N程度とします。

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