一級建築士の過去問 令和4年(2022年) 学科1(計画) 問15
この過去問の解説 (2件)
この問題は、学校建築の計画に関する問題です。
教室の運営方式は過去に出題された頻度が多いため、必ず理解するようにしましょう。生徒や職員の動線、授業の場面をイメージしながら、問題を読むことがポイントです。
正しいです。
近年は、職員室とは別に教員コーナーを学年ごとに分散して設ける例が見受けられます。児童の見守りを重視する場合は、教員コーナーを囲むように普通教室を配置すると効果的です。
正しいです。
聴覚過敏は、周囲からの音が異常に大きく聞こえることで、不安やストレスを感じてしまう症状のことです。聴覚過敏の児童の対応としては、遮音性の高い空間を設けることが、一般的です。
正しいです。
近年は、空間を目的ごとに区切らず、フレキシブルに使用できるようにした学習環境の計画が多くなってきています。その場合、音の対策として、隣接する教室相互に準備室を設けることが効果的です。
誤りです。
中学校は、教室の稼働率を高めるために、普通教科はクラスルームで行い、実験や実習の授業は特別教室で行う特別教室型を採用するのが、一般的です。
公立小学校・中学校の計画に関する問題です。
→正しいです。
小学校の計画において、教師コーナーは児童が気軽に相談でき、教師が児童を見守れることを重視し、普通教室等から近い位置に配置することが望ましいとされています。
→正しいです。
聴覚に過敏性をもつ児童に対応するため、遮音性の高い小規模な空間を設けることが望ましいとされています。
→正しいです。
オープンプラン教室配置とは、横に並んだ教室をオープンスペースがつなぐ並列配置です。
この場合、教室間に小部屋(準備室等)や昇降口などの小空間を設けて教室間の距離を離すことが、伝播音の低減には有効です。
→誤りです。
専用のクラスルームを持たず、すべての教科に専用教室を設け、生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける運営方式を教科教室型といいます。
設問の内容は特別教室型です。
解説が空白の場合は、広告ブロック機能を無効にしてください。
また、広告右上の×ボタンを押すと広告の設定が変更できます。