一級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科2(環境・設備) 問18
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問題
一級建築士試験 令和4年(2022年) 学科2(環境・設備) 問18 (訂正依頼・報告はこちら)
防災設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 排煙設備の設置が必要な百貨店において、排煙設備の排煙口を、防煙区画のそれぞれについて、当該防煙区画の各部分から排煙口のいずれかに至る水平距離が30m以下となるように設置した。
- スプリンクラー設備の設置が必要なホテルにおいて、床面から天井面までの高さが12mのロビーに、放水型ヘッドを使用したスプリンクラー設備を設置した。
- プロパンガスを使用する厨房において、ガス漏れ警報器の検知部を、燃焼機器から検知部までの水平距離が8m以内、かつ、天井面から検知部下端までの高さが0.3m以内となるように設置した。
- 劇場において、客席誘導灯を、客席内の通路の床面における水平面照度が0.2 lx以上となるように設置した。
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この過去問の解説 (2件)
01
この問題は、防災設備に関する問題です。
覚える数値が多い分野ですので、繰り返し学習するようにしましょう。
正しいです。
排煙設備の設置が必要である建築物に排煙口を設ける場合、防煙壁で区画したどの場所からでも、水平距離が30m以内とする必要があります。
正しいです。
放水型ヘッドを使用したスプリンクラーは、ドーム、アトリウムなどの大空間や、高天井の部分(天井高さが10mを超える部分)に使用される設備です。
誤りです。
プロパンガスは空気より重いため、ガス漏れ警報器の検知器の設置は、上端が床面から上方30cm以内の位置とし、燃焼機器からの水平距離は4m以内の位置とします。
正しいです。
劇場に客席誘導灯を設置する場合、客席内通路の床面照度は、0.2ルクス以上の明るさを確保する必要があります。
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02
この問いは、防災設備に関する問題です。
正解です。
排煙設備の排煙口は、防煙区画部分の各部分から水平距離で30m以内、かつ天井から80cm以内の上部に設置しなければなりません。
正解です。
放水型スプリンクラー設備は、天井が高く通常のヘッドでの感熱や散水消火が困難な場所に使用されます。ホテルで天井高が10mを超える部分には、放水型ヘッドを使用する必要があります。
誤りです。
ガス漏れ警報器の取り付け位置は、都市ガスの場合は燃焼機器から8m以内、かつ天井面から30cm以内に設置します。プロパンガスの場合は燃焼機器から4m以内、床面から30cm以内に設置します。出入口や換気口付近には設置しないようにします。
正解です。
誘導灯には避難口誘導灯、通路誘導灯、客席誘導灯の3種類があり、客席誘導灯は劇場や映画館などの客席内に設置され、床面の水平照度が0.2lx以上になるようにします。
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