一級建築士 過去問
令和4年(2022年)
問81 (学科4(構造) 問11)
問題文
図に示す鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ただし、図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする。
ただし、図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする。
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問題
一級建築士試験 令和4年(2022年) 問81(学科4(構造) 問11) (訂正依頼・報告はこちら)
図に示す鉄筋コンクリート構造の配筋に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
ただし、図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする。
ただし、図に記載のない鉄筋は適切に配筋されているものとする。
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この過去問の解説 (3件)
01
この問題は、鉄筋コンクリート構造の配筋に関する問題です。
あばら筋の曲げ角度やせん断補強筋比等を正確に理解することがポイントです。
正しいです。
せいが大きい基礎梁は、打ち継ぎ部をつくり、あばら筋に重ね継ぎ手を用いる場合、端部にフックを設けます。
誤りです。
L型の梁の場合、床スラブが付く側の一端を90°フックとしてよいですが、反対側は90°フックとしてはなりません。
正しいです。
X型配筋は、梁の断面のせん断力を負担することができるため、せん断破壊防止に効果があります。
正しいです。
柱、梁、柱梁接合部のせん断補強筋比は、0.2%以上とする必要があります。
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02
鉄筋コンクリート構造の配筋に関する問題です。
正しいです。
せいが大きい基礎梁は、打ち継ぎ部上部であばら筋を重ね継ぎ手にして、端部に180°フックを設けます。
溶接や、機械式継手も可能です。
誤りです。
L型の梁の場合、床スラブが付く側の一端を90°フックとしてよいですが、床スラブが付かない側は135°フックとしなければなりません。
正しいです。
X型配筋は、主筋が傾斜していて、梁の断面のせん断力を負担することができるため、せん断破壊防止に効果があります。
また、引張主筋量が多くなっても付着割裂破壊が生じにくいです。
正しいです。
柱梁接合部のせん断補強筋は、D10以上、補強筋間隔150㎜以下、隣接している柱のせん断補強筋間隔の1.5倍以下とし、せん断補強筋比は0.2%以上とする必要があります。
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03
【ポイント】鉄筋コンクリート構造の配筋に関する問題です。
図と合わせて覚えましょう。
正しいです。
せいが大きい基礎梁の場合は
打継ぎ部をつくり、あばら筋に重ね継手を用いる場合、継手位置は打継ぎ上部とし、端部にフックを設けます。
誤りです。
梁がL型の場合は、以下のいずれかとする必要があります。
①床スラブが取り付く側は90°フック以上とすること。
②床スラブが取り付かない側は135°フック以上とすること。
正しいです。
X型配筋は
梁の断面のせん断力を負担することができるため、せん断破壊防止に効果があります。
同時に、引張主筋量が多くなっても、付着割裂破壊が起こりにくい特性があります。
正しいです。
柱梁接合部のせん断補強筋は、以下の全てを満たす必要があります。
①筋径はD10以上であること。
②補強筋の間隔は150㎜以下であること。
③隣接する柱のせん断補強筋間隔の1.5倍以下であること。
④せん断補強筋比は0.2%以上であること。
似た数値や用語の多い単元です。しっかりと理解して学習することが大切です。
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