一級建築士の過去問 令和4年(2022年) 学科4(構造) 問10
この過去問の解説 (3件)
この問題は、木造軸組工法の建築物の壁量計算に関する問題です。
風圧力と地震力の必要壁量の求め方の違いをしっかり理解しましょう。
正しいです。
壁量充足率は、「存在壁量」を床面積に対する「必要壁量」で除して求めます。
誤りです。
構造用合板と筋交いを併用した耐力壁は、それぞれの倍率の和とすることができますが、壁倍率の最大値は5.0となります。
正しいです。
地震力による必要壁量は、該当階数の床面積に所定の数値を乗じて求めます。
よって、張り間方向と桁行方向では、必要壁量は同じ値となります。
正しいです。
風圧力に対する必要壁量は、その階の見付面積から、その階の床面からの高さが1.35m以下の部分を除いたものに、所定の数値を乗じて求めます。
所定の数値は、異なる階数であったとしても、同じ値を用います。
【ポイント】木造軸組工法の建築物の壁量計算に関する問題では、風圧力と地震力に対する必要な壁量の計算方法の違いが重要です。
正しいです。
壁量充足率は
「存在壁量(m)」÷床面積に対する「必要壁量(cm/㎡)」
で求めます。
誤りです。
構造用合板と筋交いを併用した耐力壁は
それぞれの倍率の和とすることができます。
しかし、壁倍率の最大値は5.0となるため、この設問の場合
1.5 + 3.7 = 5.2≧5.0→5.0
となります。
正しいです。
地震力に対する必要壁量は
各階の床面積 × 床面積に対する所定の数値
となります。
所定の数値は
地震力の場合は階数が異なる場合、異なる数値を用います。
正しいです。
風圧力に対する必要壁量は
当該階の見付面積(当該階床面から高さ1.35m以下の部分は除く) × 見付面積に対する所定の数値
となります。
所定の数値は
風圧力の場合は階数が異なる場合であっても、同じ数値を用います。
法規にも関係する部分です。
合わせて覚えましょう。
木造軸組工法の建築物の壁量計算に関する頻出問題です。
風圧力と地震力の必要壁量の考え方の違いをしっかり理解しておくことが、問題を解くポイントになります。
正しいです。
設問の通り、壁量充足率は「存在壁量」を床面積に対する「必要壁量」で除して求めます。
誤りです。
構造用合板と筋交いを併用した耐力壁は、それぞれの倍率の和とすることができますが、壁倍率の最大値は5.0までとなります。
正しいです。
地震力による必要壁量は、該当階数の床面積に所定の数値を乗じて求めます。
張り間方向と桁行方向の同一階の必要壁量は同じ値となります。
正しいです。
風圧力に対する必要壁量は、その階の見付面積の床面からの高さが1.35m以下の部分を除いたものに、所定の数値を乗じて求めます。
この数値は、異なる階数であったとしても、同じ値を用います。
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