一級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科5(施工) 問16

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この過去問の解説 (3件)

01

防水工事については、各工法、施工順番を理解しておきましょう。

選択肢1. シート防水工事の接着工法において、一般平場部の合成高分子系ルーフィングシートについては、引張力を与えながら下地に接着させた。

こちらが誤りです。

一般平場部の合成高分子系ルーフィングシートについては、引張力を与えないように下地に接着させます。

選択肢2. 屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事において、一般平場部に砂付あなあきルーフィングを使用する工法としたので、立上り部については砂付あなあきルーフィングを省略した。

正しいです。

屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事では、一般平場部に砂付あなあきルーフィングを使用する工法とした場合、立上り部については砂付あなあきルーフィングを省略できます。

選択肢3. ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水材の塗布による防水層の施工については、立上り部、平場部の順に行った。

正しいです。

防水材の塗布による防水層の施工については、立上り部、平場部の順に行います。

選択肢4. シーリング工事において、外部に面するシーリング材の施工に先立ち行う接着性試験については、特記がなかったので、簡易接着性試験とした。

正しいです。

外部に面するシーリング材の施工に先立ち行う接着性試験については、特記がなかった場合は、簡易接着性試験とすることができます。

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02

防水工事に関する問題です。

選択肢1. シート防水工事の接着工法において、一般平場部の合成高分子系ルーフィングシートについては、引張力を与えながら下地に接着させた。

→誤りです。

シート防水工事の接着工法は、ルーフィングシートに引張りを与えないよう、また、しわを生じないように張り付け、ローラーなどで転圧して接着させる必要があります。

選択肢2. 屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事において、一般平場部に砂付あなあきルーフィングを使用する工法としたので、立上り部については砂付あなあきルーフィングを省略した。

→正しいです。

屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事において、一般平場部に砂付あなあきルーフィングを使用する工法とした時、立上り部については砂付あなあきルーフィングを省略することが可能です。

選択肢3. ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水材の塗布による防水層の施工については、立上り部、平場部の順に行った。

→正しいです。

ウレタンゴム系塗膜防水工事の施工順序は、立上り部、平場部の順に行います。

選択肢4. シーリング工事において、外部に面するシーリング材の施工に先立ち行う接着性試験については、特記がなかったので、簡易接着性試験とした。

→正しいです。

外部に面するシーリング材は、施工に先立ち接着性試験を行います。

特記がない場合については、簡易接着性試験とすることができます。

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03

この問題は、防水工事に関する問題です。

防水の種類と特徴をしっかり理解することがポイントです。

選択肢1. シート防水工事の接着工法において、一般平場部の合成高分子系ルーフィングシートについては、引張力を与えながら下地に接着させた。

誤りです。

シート防水において、シートに引張力を与えると、接合部が開いてしまうため、引張力を与えずに下地に接着させます。

選択肢2. 屋根保護防水絶縁工法によるアスファルト防水工事において、一般平場部に砂付あなあきルーフィングを使用する工法としたので、立上り部については砂付あなあきルーフィングを省略した。

正しいです。

絶縁工法によるアスファルト防水工事では、一般平場部を部分接着とし、立上り部を密着張りとするため、立上り部に砂付き穴あきルーフィングを使用することはありません。

選択肢3. ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水材の塗布による防水層の施工については、立上り部、平場部の順に行った。

正しいです。

ウレタンゴム系塗膜防水工事において、防水材塗布の施工は立上り部、平場部の順に行います。

選択肢4. シーリング工事において、外部に面するシーリング材の施工に先立ち行う接着性試験については、特記がなかったので、簡易接着性試験とした。

正しいです。

シーリング工事において、外部に面するシーリング材の接着性試験については、特記がない場合、簡易接着性試験とします。

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