一級建築士の過去問
令和4年(2022年)
学科5(施工) 問23
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問題
一級建築士試験 令和4年(2022年) 学科5(施工) 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
鉄筋コンクリート造建築物の外壁改修工事に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 手動式エポキシ樹脂注入工法によるコンクリート打放し仕上げの外壁のひび割れ部の改修工事において、鉛直方向のひび割れ部へのエポキシ樹脂の注入については、ひび割れ部の上部の注入口から下部へ順次行った。
- 自動式低圧エポキシ樹脂注入工法によるコンクリート打放し仕上げ外壁のひび割れ部の改修工事において、エポキシ樹脂の注入完了後は注入器具を取り付けたまま硬化養生を行い、エポキシ樹脂の硬化を見計らって仮止めシール材及び注入器具を撤去した。
- 塗り仕上げ外壁の改修工事において、既存塗膜を除去する必要がなかったので、下地のひび割れ部の補修後に塗膜表面の粉化物や付着物を除去する水洗い工法を採用し、上塗りのみを塗り替えた。
- 塗り仕上げ外壁の改修工事において、劣化の著しい塗膜や下地コンクリートの脆(ぜい)弱部分を除去する必要があったので、高圧水洗工法を採用した。
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この過去問の解説 (3件)
01
改修工事の施工方法を正しく理解しておきましょう。
こちらが誤りです。
ひび割れ部へのエポキシ樹脂の注入については、ひび割れ部の下部の注入口から上部へ順次行います。
正しいです。
設問文の通りです。
正しいです。
塗り仕上げ外壁の改修工事においては、下地のひび割れ部の補修後に塗膜表面の粉化物や付着物を除去する水洗い工法を採用し、上塗りのみを塗り替えます。
正しいです。
劣化の著しい塗膜や下地コンクリートの脆弱部分を除去する場合は、高圧水洗工法を採用します。
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02
鉄筋コンクリート造建築物の外壁改修工事に関する問題です。
→誤りです。
手動式エポキシ樹脂注入工法によるコンクリート打放し仕上げの外壁のひび割れ部の改修工事において、鉛直方向のひび割れ部へのエポキシ樹脂の注入については、ひび割れ部の下部の注入口から上部へ順次行うことで、空気の混入がづらく、隙間なく充填することができます。
→正しいです。
エポキシ樹脂の注入完了後は注入器具を取り付けたまま硬化養生を行います。
→正しいです。
水洗い工法は、既存塗膜を除去する必要がない場合において、塗膜表面の粉化物や付着物などを除去・清掃し、上塗りのみを塗り替えるのに適した工法です。
→正しいです。
高圧水洗工法は、塗り仕上げ外壁の改修において、高圧水により劣化の著しい既存塗膜の除去や素地の脆弱部分の除去に適した工法です。
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03
この問題は、RC造の外壁改修工事に関する問題です。
あと施工アンカーの問題と同様に、エポキシ樹脂の問題も、多く出題されます。エポキシ樹脂の特徴をしっかり理解しましょう。
誤りです。
手動式エポキシ樹脂注入工法による外壁のひび割れ部の改修工事において、鉛直方向のひび割れ部へのエポキシ樹脂注入は、下部の注入口から上部へ順次注入します。
正しいです。
自動式低圧エポキシ樹脂注入工法による外壁のひび割れ部の改修工事において、エポキシ樹脂注入完了後は、注入器具を取り付けたまま硬化養生を行い、硬化を見計らって仮止めシール及び注入器具を撤去します。
正しいです。
塗り上げ仕上げ外壁の改修工事において、水洗い工法は塗膜を除去する必要がなく、上塗りのみの塗り替える場合に適した工法です。
塗膜表面の粉化物や付着物などの除去・清掃等に使用されます。
正しいです。
塗り上げ仕上げ外壁の改修工事において、高圧水洗浄は劣化の著しい既存塗膜の除去や、素地の脆弱部分の除去に適しています。
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