一級建築士 過去問
令和6年(2024年)
問24 (学科2(環境・設備) 問4)
問題文
熱伝導率・熱貫流率に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
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問題
一級建築士試験 令和6年(2024年) 問24(学科2(環境・設備) 問4) (訂正依頼・報告はこちら)
熱伝導率・熱貫流率に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
- 断熱材に用いられるグラスウールの熱伝導率は、一般に、板ガラスの1/10以下、アルミニウムの1/1000以下である。
- 同種の発泡系の断熱材で空隙率が同じ場合の熱伝導率は、一般に、断熱材内部の気泡寸法が大きいものほど大きくなる。
- 屋外の風速が大きくなると、一般に、外壁の熱貫流率は大きくなる。
- 外壁の熱貫流率は、外壁を構成する材料の種類や材厚が同じ条件の場合、一般に、躯体の屋外側で断熱するよりも、室内側で断熱するほうが大きくなる。
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この過去問の解説 (1件)
01
この問題は熱伝導率・熱貫流率に関する問題です。
正しいです。
それぞれの材の熱貫流率は以下になります。
グラスウール:0.043kcal/(m・h・℃)
板ガラス:0.7kcal/(m・h・℃)
アルミニウム:180kcal/(m・h・℃)
正しいです。
発砲系の断熱材では断熱材内部の気泡が大きいほど熱を伝えやすくなるため熱伝導率は大きくなります。
気泡が大きくなると断熱性能が下がります。
正しいです。
熱貫流率はどれだけ熱が移動しやすいかを表すものです。
風速が大きくなると対流による伝熱が大きくなります。
よって、外壁の熱貫流率は大きくなります。
誤りです。
外壁の熱貫流率=外壁の熱の伝わりやすさについて問われていますので、
外壁材料の種類や材厚が同じであれば、断熱材が屋外側にあっても室内側にあっても変わりません。
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